しょこたんらクールジャパンを語る…ガンダムが東京五輪に登場する? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

しょこたんらクールジャパンを語る…ガンダムが東京五輪に登場する?

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中川翔子(左)と超人スポーツ協会代表の中村伊知哉(2017年1月27日)
中川翔子(左)と超人スポーツ協会代表の中村伊知哉(2017年1月27日) 全 7 枚 拡大写真
タレントの中川翔子さんらが1月27日、東京都内で『2020に向けたクールジャパンの可能性』と題したトークセッションで未来への想いを熱く語った。

トークセッションは、1→10(ワン・トゥ・テン)ホールディングスの新東京オフィス オープニングパーティー内で企画されたもの。中川さんの他に、手塚プロ取締役の手塚眞さん(ネオンテトラ代表)、超人スポーツ協会代表の中村伊知哉さん、サンライズ社長でガンダム総責任者の宮河恭夫さんが顔を並べた。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アドバイザーも務める1→10ホールディングスの澤邊芳明社長が進行役だ。

ここではトークセッションの主だったコメントを紹介する。それぞれが自分の立場から2020年に向けた気持ちを伝えた。

トークセッション『2020に向けたクールジャパンの可能性』

宮河さん「ガンダムが40周年を2019年に迎えます。2019年か2020年にガンダムを実際に動かす『ガンダム GLOBAL CHALLENGE』という企画をやっています。世界からアイディアを頂いています。日本よりも海外からのアイディアが多かった。それを精査しながら、歩くとは一言も言っていなくて首が動くだけかもしれないけれど、それでも新しいことをやりたいと思っています」

手塚さん「2001年に大阪で東アジア競技大会がありました。その時に開会式を手がけて、テーマに『アニメとロボット』を掲げました。でもちょっと早過ぎた(笑)。まだ着ぐるみのロボットとか単純なものでしたけど。日本はクールジャパンと言ってる割には、自分たちでちょっと遅れている感じがする。

海外に対しても積極的にアプローチできていないから、2020年に向けてやらないといけないと思います。(中略)世界のなかで日本のロボットは特殊で突然変異です。他の国にはないロボット文化を持っているので、そこをもっとはっきり打ち出すといい」

手塚眞さん

中村さん「クールジャパンという言葉ができたのは2002年なんですよ。それも日本がプロデュースしたのではなくて、海外から『日本はクールだね』と広がって流行り出した。やっと時代が来た、ということなんじゃないですかね。

最初にクールジャパンと言っていたころは『マンガ・アニメ・ゲームがすごい』だったけれど、今は多様化している。食べ物だったり、ファッションだったり。総合力としてのクールをどうプロデュースするか、ビジネスとして海外にどう向けていくか、業界としては外向けになっている。2020年に向けて大きな発信をするチャンスをもらったと思っています」

澤邊社長「(マリオなどが登場した)リオデジャネイロ五輪の閉会式の日本の演出は思い切ったな、土管から安倍首相が出てくるとかムチャクチャだと思いました。けれど、世界の反応はものすごくよかった。ソーシャルメディアでもポジティブな反応が多く、受け入れられているんだと。大きな宣言になったなと思いましたが、中川さんはどう思いました?」

中川翔子さん

中川さん「攻める姿勢で行くのと同時に、なるべく怒られないようにしようというせめぎ合いのなかで、キャラクターだったり日本から発信された財産や文化が2020年までにどのあんばいでやっていくのだろうと、期待と世の空気を探りたい感じがワクワク、ムズムズしました。(中略)誇りを持って、アニメやマンガなど歴史のなかにできた文化を世界に発信して欲しいです」

宮河さん「パックマンがリオデジャネイロ五輪の閉会式に出てきて、アメリカ人の大半が『あれは日本のものだったの?』と思っているはずなんです。パックマン=アメリカのキャラクターと思っている方がたくさんいる。マリオが出てきたら『あれはイタリアのものじゃないの?』というのもある。

日本のキャラクターの無国籍感が重要。(ガンダムの主人公の)アムロ・レイが何人かわからないじゃないですか。何人か僕も知らない。『鉄腕アトム』があったから、日本人だけはロボット=人型で思い浮かべる。他の国はロボット=人型とほとんど思わないです。日本独特のガラパゴス現象が面白くなっているので、海外を意識しないで無国籍なことをこれからも続けていけばいいのかなと思っています」

手塚さん「『鉄腕アトム』は日本で一番最初のクールジャパンです。日本と同じ1963年に全米で放送していたんですね。だからアトムもアメリカが作ったと思ってる方が結構いますよ。(中略)2020年に向けて自分が何かやるとして、テーマが3つあるんです。まず“多様化”。

例えばアニメといえばロボットと一元化するのではなく、『君の名は。』の反対側で『この世界の片隅に』という戦争アニメが流行る両極端があるように多様化していかなければいけない。もうひとつは“突然変異”ですね。みんなが同じことをするのではなく、まったく違う発想が出てくるように。日本のアニメもマンガも手塚治虫という突然変異が出てきたから全部変わったので、そういうのが望まれますよね。

3つ目は“先祖返り”。無国籍は確かに当たっているけれど、アトムの精神のなかには昔の情念も入っている。私たちはどこから来たのだろう、日本人はなんだろうともう1回考えるチャンスだと思います」

宮河恭夫さん

中川さん「日本人は発想力と描ける、作れる、細かい作業もできる所に可能性がある。(中略)アニメの有名なキャラクターを(東京五輪の)開会式で行進させて欲しいなと思うんです。堅くしないでほしいと思うので、柔軟な発想を具現化していただきたいです」

手塚さん「(開会式は)思い切りエンターテインメントでいいと思う。『日本は何を考えているんだ?』ぐらい言われても、それが僕はいいんじゃないかと思うんですね。それこそ開会式にガンダムがいて、その周りをアトムが飛んでるみたいな。それぐらいのことをやった方がいいな。うち(手塚プロダクション)のキャラクターはいくらでも大丈夫です(笑)」

宮河さん「難しいことはさておき、人がスゴいなとかカッコいいなってちょっとだけ思えば成功なのかと思っています。ひとつの感動が心のなかで何十年も続いていくので、オリンピックの期間にひとつくらいスゴいと感じていただければいい。少しでもスゴいと思わせることはしてみたいと思っています」

中村さん「2カ月前にアメリカンのある会社が世界的なアンケートを取ったのですが、『世界で最もクリエイティブな国はどこか』というアンケートで日本がダントツ1位でした。『世界で最もクリエイティブな都市はどこか』では東京がダントツ1位で、僕もそう思います。ところが問題は『君の国はクリエイティブか』という問いに、日本は最下位だったんです。

世界の人から日本、東京はスゴいと言われているんだけど、自分たちはそう思っていないので力を発揮できていないだけだと思うんですね。だけどいいチャンスを2020年にもらったので、自分たちの持っているものを全部発揮すればいいと思っています。

僕自身はプロジェクトとして、東京港区に特区を作ろうと思っています。2020年に街開きをして、そこにテクノロジーやポップを詰め込んで世界に発信するのをオリンピック・パラリンピックまでに間に合わせたいと思っているんですけど、どうしてもそこにガンダムを呼びたい(笑)。誘致したいです」

澤邊芳明社長

中川さん「(そこに自分が関わったら)踏み潰されたい~(笑)。興奮しかないですね。でも2020年まで時間もないし、世界からのプレッシャーや期待値もすごくあるのに控え目だったり、そこがいいところでもあるし、もったいない。もう炎上とか恐れずに利権とかも関係なく、ただただ面白いこと、みんなが見たいものは国民も海外の方々も共通のものがあると思う。

大きな力とかに捻じ曲げられないクリーンで熱い、歴史の語り草になる場面がいっぱいできてほしいと思います。(中略)この際、性格的なネガティブ控えめはぶっ飛ばして、ガンガンいこうぜで、みなさんにクリエイトしていただきたいなと一市民として願っています。アニメキャラをバンバン出してください」

澤邊社長「ロサンゼルス五輪の開会式でロケットマンが飛んだときにビックリしたわけです。アメリカ何をやっているんだと思った。日本もそういうことを発信していきたいし、開会式閉会式だけじゃなく、特区ができたり、ガンダムの2019年のプロジェクトとか展開していくきっかけになる。日本人がみんなで盛り上げていける大会にしたいです」

《編集部》

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