会見にはまずフランステニス連盟開発部長のサムエル・プリモー氏が登壇した。
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プリモー氏は、「2016年は大成功を収めた大会で、2017年はさらなる成功を目指しています。より多くの方々にテニスを楽しんでいただきたいと考えています。私たちの長年のパートナーである、ロンジン社、日本のテニス協会からのご支援にも感謝します」と前置きし、「トーナメントの目標は若い選手たちにレッドクレーコートのテニスの楽しさを感じてもらいたいということです。私たちの希望としては、日本におけるレッドクレーコートの普及に取り組みたいということです。そうすることでテニスのレベルの底上げにつながると考えています。ローランギャロスジャパンの2年目も、人工クレーが日本で浸透するように、未来に向けてローランギャロスブランドの発展に取り組みます」とした。
さらに、会見にはフランステニス連盟会長のジャン・ガシャサン氏も登壇した。ガシャサン氏は、「日本のテニス界は、将来必ず開花する有望な選手を秘めています。錦織圭選手はすでに才能を開花した選手ですね。彼はグランドスラム準優勝もあり、いつかローランギャロスでも優勝すると信じています。世界中の子供達の目標でもあります。男女問わず、カップを掲げる日本人選手がいつか現れることでしょう」と日本のテニス界の可能性を述べた。
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「2月27日から3月3日にかけてトーナメントを行います。この大会は18歳以下の日本ランキング上位8位の男女、合計16人が戦います。優勝者はパリのクレーコートを踏む特権が得られます。クレーコートでは肉体、メンタルの強靭さだけでなく、エレガンス、アーティスティックなプレーも期待されています。ダニエル太郎選手のようなクレーコートのスペシャリストの誕生を願っています」と期待を込める。「親善大使に滝川クリステルさんが就任します。滝川さんはエレガンスであり、成功そのものです。五輪招致の素晴らしいスピーチもありました。彼女がローランギャロスの価値観を体現していると考えています」とし、滝川さんを会見会場に招き入れた。
#全仏オープン・ジュニア2017ワイルドカード選手権大会、日本予選開催発表
CYCLEさんの投稿 2017年1月30日
#滝川クリステル さん、親善大使に!
記事はこちら↓
http://cyclestyle.net/article/2017/01/31/45157.html??
滝川クリステルさんは親善大使就任にあたり「テニスといえばローランギャロスだということを広めていければと思います。フランスにいた時に、テニスといえばクレーコートでした。靴はすぐオレンジになりますが、クレーの良さも覚えています。錦織選手は過去2年、フランス人選手に敗れていますが、あの空気感、アウェイですからね。そしてこの2年の経験が錦織選手にはありますので、今度こそは大丈夫だと思います」と錦織選手への期待を話す。
「日本だと『2度あることは3度ある』という諺がありますけど、フランスでは『2度あったことは3度ない』なんです。錦織選手には頑張って欲しいと思います」とした。
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質疑応答では、大会の詳細についての質問が飛んだ。
Q:大会が成功しているということですが、その具体的な内容をおしえてください。
プリモー氏:現状のフォーマットでも成功していますが、中国とインドでは予選の予選も行っています。第二の都市、第三の都市で予選をしています。日本でも関西などで予選の予選をすることができれば裾野はさらに広がります。なお大会を実施しているのは日本、中国、インド、ブラジル、韓国、アメリカになります。
加えて、大会で優勝などはしていない選手なのですが、参加選手に対して、ラファエルナダルアカデミーがスカウトした実例などもあります。国々とジュニア選手の育成パートナーシップもありまして、フランスと日本がパートナーシップを結んだことも、成功につながっていくものと思います。
Q:滝川クリステルさんとのつながり、取り組みは。
プリモー氏:日本でローランギャロス親善大使というポジションを設置するのは初めてです。いまのところ、韓国にしかローランギャロスアンバサダーはいません。それは、我々の価値観を体現する人がなかなかいないからです。しかし滝川さんは奇跡的にも、フランスと日本の関係を体現し、その振る舞いも含めて、私たちが世界に示したい価値を象徴しています。彼女との契約はおよそ1年間ですが、その関係についてはただのブランドアンバサダーとは思っていません。ラグジュアリーブランドの契約ということにこだわらず、友情関係を作った上で、テニスへの愛情を表現し、特に若い方にこれを伝えることができればと思います。実は3人目のアンバサダーとしては中国のジンドンさんという俳優の方が決まっています。彼がやらせてくださいということで、一緒にやりましょうということになりました。