この日、侍打線が放った4安打のうち3安打を放ったのが2番に入った菊池涼介内野手(広島)。正二塁手を争う山田哲人内野手(ヤクルト)が1番・指名打者で出場したため、二塁の守備にもついた。
菊池は初回にいきなり安打を放つと、迎えた3回の第2打席、6回に迎えた第3打席とすべてセンターへ運ぶ鮮やかなバッティングを披露。調整遅れのためか元気のない侍打線の中でひとり気を吐いた。
昨季は正二塁手として広島の25年ぶりの優勝に大きく貢献。メジャーリーガーも称賛するほどの日本プロ野球界屈指の守備力に加え、セ・リーグ最多安打も記録し、打撃面でも飛躍を遂げていた。さらに走力、犠打やエンドランなどの小技も得意としており、日本が目指すべきスモールベースボールには欠かせない要素を多分に兼ね備えている。
この日、トップバッターで出場した山田は4打席凡退。四球を選ぶこともできず出塁すらできなかった。この後、青木宣親外野手(ヒューストン・アストロズ)も合流し上位打線は多少の組み替えがあると予想されている。菊池の出来次第では、2年連続トリプルスリーの山田もレギュラー安泰とは言い切れない。
6回裏 1アウトから菊池選手がセンター前ヒット、本日3安打目の猛打賞!
— 野球日本代表 侍ジャパン 公式 (@samuraijapan_pr) 2017年2月25日
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