記念すべき試合には1万3244人の観客が詰めかけ、三ツ沢球技場でのJ2リーグ戦では最多記録を更新。報道陣の数は海外メディアも含め206人で、通常のJ2リーグ戦と比較して約3倍という注目度の高さだった。
多くの目が見つめる前で三浦は年齢を感じさせない動きを披露。バースデーゴールこそ奪えなかったが時おり笑顔も見られ、交代でベンチに退く際は観客からの拍手と歓声に迎えられた。
試合前からの祝福ムードに三浦は、「ちょっと涙が…泣きそうになっちゃいましたね」と感激のコメント。自身の誕生日より、この試合に勝ちたい気持ちで準備してきたが、実際に50歳でピッチに立ってプレーできることは「本当に幸せです」と語っている。
「先のことはあまり考えられなくて、明日また練習を一生懸命やって、そのために準備して、毎日毎日その積み重ねでしかないので、まずは明日の練習をしっかりやって、また次の試合に出られるように努力をしていきたい」
最年長出場記録を更新して50代でのJリーガーとなった三浦には、「同世代の鑑です」「カズ、いつまでたっても カッコいい」「本当にまだまだこれからも魅せて下さいね」「50歳でプロサッカー選手はすごいとしか言い様がない」などの声が寄せられている。
試合はホームの横浜FCが松本山雅を1-0で下し、開幕を白星で飾った。