実際に行ってみて知ったのだが、日本は世界第4位のパナマ運河利用国だという。パナマ運河博物館でも日本に関する情報を何度か見かけた。
グローバル化、世界の情報化が著しく進んでも、結局積み荷は船で運ばれる。今回パナマ運河を訪れてみて、海洋国家日本における運河の重要性を肌で感じることができたような気がした。パナマ運河の拡張工事も完成し、今後も日本はこの運河から更なる恩恵を受け続けていくのだろう。
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パナマは、世界の海運業を支えるパナマ運河のおかげで安全保障上も重要な位置になった。さらには、高層ビルの建ち並び具合は完全に先進国で物価も高い。パナマ運河が国の巨大な収入源となっているのだろう。
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パナマシティにある水産市場はJICA(国際協力機構)の協力によって建設されたそうで、日本国旗が市場の前に大きく掲げられていた。少しだけ誇らしかった。
ここで食べたセビーチェは本当に美味しかったので、訪れた際はぜひ注文してみてほしい。もちろん、日本人割引なんて存在しなかったけれど…。
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パナマのあとはスペインに飛んだ。中南米からは、大体どの国からでもスペインに飛ぶのが安い(2016年末時点で5万円程度)ので、南米からヨーロッパやアフリカ方面に行く人は覚えておくといいかもしれない。
僕はアフリカ大陸に入りたかったのだが、直接飛ぶと高かったので一旦スペインを経由し、ジブラルタル海峡を渡ってモロッコに入国した。
この間を船で渡るのは非常に安い(2016年末時点で2000~3000円程度)のでオススメだ。なお、パナマは出国が少し厳しく、出国の際に次の目的地のチケットが求められることも多い。私も求められたが、片道券しか購入していなかったためカウンターで揉めた。(なお、コロンビアも次の目的地が必須だった)
結局、モロッコ行きの船のチケットを購入し、チケットを発行してもらうことにした。仮に乗れなくても2000円程度の損だし、無理に航空券を購入するのも嫌だったので正解だった(ちなみに私はキャンセルに成功した)。
パナマなど、出国審査が厳しい国からスペインへの入国を考えている人は、この方法をとるといいだろう。