二回に一挙4得点の猛攻を見せたドミニカは、カナダの守備が乱れたこともあり六回までに8-2のリードを奪う。そして七回には昨季メジャーで防御率1.91、37セーブを記録したアレックス・コロメが登板。振り逃げでランナーひとり出した以外は完璧な投球を見せた。
ドミニカは八回にニューヨーク・ヤンキースのデリン・ベタンセス、九回には前回大会で7セーブを挙げ全勝優勝に貢献したフェルナンド・ロドニーをマウンドに送る。それだけではなく九回2アウトから、昨季メジャーで51セーブを達成したジェウリス・ファミリアが登板。100マイル(約161キロ)の直球を連続で投げ込み試合を締めくくった。
いずれもMLBオールスター級の投手を惜しげもなく使い、七回以降はカナダ打線を無安打に封じ込めた。
RECAP: The Dominican Republic flexes their to take their first game of #WBC2017! https://t.co/osXnfecXIk pic.twitter.com/nYZqKs3ppb
— WBC Baseball (@WBCBaseball) 2017年3月10日
この豪華な選手起用に野球ファンからは、「現時点でのMLBオールスターチーム」「9回2死からファミリアはやりすぎ」「この救援陣から点を取れる気がしない」「ドミニカ強い。超強力打線にリリーフ陣。7番にベルトレが入る選手層」「ベタンセス、ロドニー、ファミリアの継投が熱い。これは日本に勝ち上がってもらって対戦が見たい」「打線は全員合わせてメジャー通算1795本塁打。後ろにはベタンセス、ロドニー、ファミリア。そりゃ強いよ」と驚きの声が上がっている。
これでドミニカは前回大会からWBC9連勝。この記録を止めるチームは現れるか。