日本は2回表、先頭の中田翔内野手（日本ハム）が三塁線を破る二塁打を放ってチャンスメイクすると、坂本勇人内野手（巨人）が初球で犠打を決めて走者を三塁へ進める。1死一、三塁の場面でこの日8番に入った秋山翔吾外野手（西武）が犠飛を放って幸先よく先制した。
2回裏、先発の石川歩投手（ロッテ）がスコープ内野手にソロ本塁打を浴びて同点とされるも、3回表、菊池涼介内野手（広島）と青木宣親外野手（アストロズ）の連続内野安打で好機を作ると、中田が3試合連発となる3点本塁打を放って4-1に。その後も攻めたて、秋山の適時打で5-1とリードを広げた。
これで日本の流れかと思われたが3回裏、オランダはシモンズ内野手の適時打で1点を返すと、ボガーツ内野手の犠飛とバレンティン外野手の2点本塁打で再び同点とされた。
しかし日本は5回表、坂本が初球を打って出塁。その後、パスボールで二塁に進むと小林が片手でバットを合わせる技ありの適時打を放って6-5と勝ち越しに成功した。
以降は互いのリリーフ陣が踏ん張り膠着状態となるも、オランダは最終回に反撃。9回からマウンドに上がった則本昴大投手を攻め立て、バレンティンの安打などで1死一、三塁の好機を作ると、スコープがセンター前に適時打を放って土壇場で6-6と試合を振り出しに戻した。
そして無死一、二塁から始まるタイブレーク突入の11回表、先頭の鈴木誠也外野手（広島）が初球で犠打を決めると、続く中田が2点適時打を放って8-6と勝ち越しに成功。11回裏は、10回から登板していた牧田和久投手（西武）がオランダ打線を無安打に抑えて死闘を制した。
RECAP: Sho Nakata goes 3-for-6, records five RBIs in Japan’s 11-inning win over The Netherlands. https://t.co/AsMUp6HXaJ #WBC2017 pic.twitter.com/qPQ0Orl4xz
— WBC Baseball (@WBCBaseball) 2017年3月12日
