【WBC2017】光った名捕手モリーナの技術、ドミニカ打線と球審を手玉に取る巧さ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【WBC2017】光った名捕手モリーナの技術、ドミニカ打線と球審を手玉に取る巧さ

スポーツ 短信

プエルトリコのヤディアー・モリーナ捕手(3月14日)
プエルトリコのヤディアー・モリーナ捕手(3月14日) 全 1 枚 拡大写真
「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)2次ラウンドF組は3月14日、プエルトリコ対ドミニカ共和国の試合を行いプエルトリコが3-1で勝利した。

メジャー屈指の捕手が遺憾なくその実力を発揮した試合だった。前回大会を全勝で優勝しWBCでは11連勝中だったドミニカ。初回に大きなチャンスを作ったときには今日も強力打線が爆発かと思われたが、プエルトリコのヤディアー・モリーナ捕手が巧みなリードとキャッチング技術の高さで抑え込んだ。

打っては5番打者としてホームランを含む4打数2安打、2打点もマークしている。

■モリーナの頭脳とフレーミング技術の高さ

この試合でプエルトリコ投手陣はドミニカ打線をネルソン・クルーズ外野手のソロ弾による1点のみに抑えた。先発に元ヤクルトのオーランド・ロマンを持ってくるのは意外な起用だったが、モリーナが巧みに操縦してドミニカ打線と対峙。見事に序盤を乗り切ると徐々に良い投手を投げさせていく、尻上がり継投で強力打線を封じた。

モリーナはキャッチング技術でも投手を助けた。わずかにゾーンを外れている球でもキャッチングの瞬間にグッとミットをゾーン内にズラして、球審にストライクと言わせてしまう。

これにより際どいコース、本来であればボールと言われるような球でもストライクとしてカウントされた。ほかのチームの捕手もやってはいることだが、やはり巧拙には個人差がある。ドミニカ打線は自分たちが打席に立つときだけ、異様にストライクゾーンが広くなったと感じたことだろう。

観戦していた野球ファンからも、「モリーナのフレーミング技術が高いのか、審判がモリーナという名前に負けているのか」「ドミニカは気の毒だがあれはモリーナが上手い。審判がダメなのもあるけど」「モリーナのフレーミングが上手すぎるというより球審が酷過ぎる」「キャッチャーとしての総合力ではモリーナが世界一だろうな」「モリーナのフレーミングで勝った」「ドミニカの時だけストライクゾーン広すぎ」など、両チームの打席で異なるストライクゾーンの広さに注目する声が多い。

八回途中には低目のボール球をストライクコールされたことに激高し、ドミニカ代表のトニー・ペーニャ監督が球審に罵声を浴びせ退場処分になっている。


試合後の会見で自身の退場について質問されたペーニャ監督は、「この件でコメントするつもりはない。だが試合は行われ、あなたは見ていたはずだ」と答えた。誰の目にも何が起きたかは明らかであると言外に語った。

最後のアウトを奪ったエドウィン・ディアスの球も高目に外れていると思い打者は見送ったが、そこからグッとモリーナのミットが下がってきた。最後の最後までドミニカ打線はモリーナのキャッチングと球審の判定に調子を狂わされた。

《岩藤健》

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