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全世界に50万室を…東横インの黒田麻衣子社長

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東横インの黒田麻衣子社長
東横インの黒田麻衣子社長 全 5 枚 拡大写真
国内最大級のホテルチェーンである東横インの黒田麻衣子社長が、「全世界に30年で50万室つくる」「日本一女性が働きたい職場にする」「社会から尊敬される会社にする」のビジョンを掲げ、実現に向けて努力していきたいと語った。

1986年に東京・蒲田で創業した同社は「清潔・安心・値ごろ感」のある宿泊提供を掲げて成長してきた。国内外に263店舗(国内254、韓国7、カンボジア1、ドイツ1)、総客室数で5万2320室を有する国内最大級のホテルチェーンとなった。

創業者である西田憲正氏の長女として東京に生まれたのが現社長。立教大大学院で19世紀のドイツ史を専攻。2002年東横インに入社。出産・育児のため退社後、2008年に副社長として復帰し、2012年に社長就任。2児の母親にしてホテル経営者というプロフィールを持つ。

97%が女性支配人、「1ホテル原則1料金(ワンプライス)」の料金設定は独自戦略。他ホテルは柔軟な料金体型を取り、繁忙期は値段を高くするなどが一般的だが、東横インがこの制度を採用したのは、いつでも安心して泊まれることを目指したものだという。

大都市を中心とした宿泊需要の高まりからビジネスホテルにおける宿泊料金も大きく変動していて、どんな料金になるか分からないので安心して泊まれないという不安が利用者にはある。そんな不安を払拭するための「1ホテル原則1料金(ワンプライス)」制の導入だ。

2017年は20店舗、約7200室のオープンに向けてすでにスタートを切っているが、3月14日には欧州初の出店となるドイツ・フランクフルト中央駅前が開業。オープンまでは多くの難題があったようで、日本なら3カ月で完了するはずの内装工事もドイツの許認可制度に影響されて11カ月を要した。新しい国での出店には、建築以外にもクリアしなければいけない課題がたくさんある。

「『お客さまは神様です』という発想は日本独自のもので、ヨーロッパでは通用しません。フランクフルトのスタッフには『これが日本流のおもてなし』という教え方でなく、『これが東横イン流』」と話していきたいと同社長。

2020年までに海外20カ国への出店を目指し、フィリピンのセブ、フランスのマルセイユでは2017年中に出店予定。米国のニューヨークも着工間近となった。

《山口和幸》

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