この試合前までオープン戦では無失点を続けていた田中。だが初回にイアン・キンズラーをヒットで出すと、続くアレックス・プレスリーにタイムリー二塁打を浴びて失点。無失点記録は18回2/3で途切れた。この回さらに味方のエラーも絡んで失点するが、そのあとは調子を上げていく。
二回以降はタイガース打線を1安打に抑えた田中。スプリングトレーニングの成績を防御率0.38、3勝1敗、奪三振28として開幕戦に向かう。
球団公式サイトに掲載された談話で田中はスプリングトレーニングの成果に満足し、「開幕への準備はできている」と力強く語った。
試合後に更新した自身のツイッターでも、「しっかりと調整してその日を迎えたいと思います」と3年連続の開幕投手に意気込んでいる。
タイガースとのオープン戦に登板してきました。
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) 2017年3月29日
5回3安打2失点でした。
調子が良い訳ではありませんでしたが、その中でベストな物を見つけ、ゲームの中で修正することが出来たのは収穫でした!
次の登板はシーズン開幕戦!!
しっかりと調整してその日を迎えたいと思います。 pic.twitter.com/hOPtGdqXEX
オープン戦最終登板を終えた田中にファンからは、「田中投手らしい、緻密な制球に裏付けされた強気の投球で昨年を上回るベストシーズンになることを期待しています!」「お疲れ様です!よいスタートを祈ってます!」「開幕戦が白星発進できます様に祈ってます」「今シーズンは200イニング達成してタイトル争いもしてほしい」「怪我さえなければキャリアハイ更新しそう」などの声が寄せられている。
ヤンキースは先発4番手以降がなかなか決まらず、今年もローテーションの維持に苦労しそうだ。田中には絶対的なエースとして1年を通した活躍が期待される。