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雨中のお花見サイクリングも大満足…地方創生・観光推進を目指す試み

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サクラが雨に濡れてとてもきれいでした
サクラが雨に濡れてとてもきれいでした 全 11 枚 拡大写真
「ふじやま・お花見ファンサイクリング」が4月9日に富士山東麓の御殿場市と小山町で開催され、あいにくの冷たい雨にも関わらず関係者を含めて100人ほどが地元の観光地をめぐり、地元グルメに舌つづみを打った。

NPO富士山ごてんばサイクリングプロジェクトが主催するのんびりサイクリング。御殿場市役所をはじめ、御殿場市観光協会・御殿場市商工会・JA御殿場の支援を受け、「地域が一丸となって訪れるサイクリストをもてなす」という主旨で企画された。サイクリング機運の高まりを追い風に、地域活性・地方創生・観光推進を目指しているという。

雪解けの富士と咲き誇る桜、そんな日本の春景色の中を自転車で走りながら、地元グルメ『みくりやそば』や『御殿場コシヒカリのおにぎり』などを味わう。地元を知り尽くしたサポートライダーが先導するので安心で、見どころも見逃さないのが特徴。

ふじやま・お花見ファンサイクリングを運営したスタッフ

都内からはサイクリングバスツアーも運行し、一般参加は70人ほど。「ガイドライダー方式での実施」「法令遵守の安全走行」という点を多くの参加者が評価した。また「サポートライダーが親切」「地域の方が一体となって実施」という「地域が訪れる者をもてなす」という点に好感を持った参加者が多かったという。

首都圏の在住者が御殿場や小山町を訪れる機会はあまりない。「アウトレットへの買い物」などでたまに来るという参加者もいたが、今回のような「きっかけ」がないと訪問することはないというのがほとんど。サイクリングを介して御殿場への誘客を目指すことが主催者の活動趣旨の柱であるといい、今回のイベントで今後のこの可能性に期待が持てる結果が得られたという。

同プロジェクトの永井誠一代表は、「またお天気のいいときに御殿場、小山に出かけていただき景色や産物をご堪能ください。今回のイベントがそのきっかけになれば幸いです」と呼びかけた。

《山口和幸》

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