買い取り価格比較サイト「ウリドキ」は、自分が所有する商品の「売り時」がわかるネット買い取りポータルサイト。売りたいモノの現在の買い取り価格を調べられるほか、「どこのショップがいくらで買い取っているのか」を比較することもできるというサービス。
「商品コードや型番があり識別が容易なモノで高価なカテゴリ」のカメラ(543億円市場)や家電(859億円)、パソコン(1038億円)などに対し、「自転車は商品識別が難しい。今後、強化していきたいカテゴリ」という同社。自転車買い取りのトレンドついて、こう伝えていた。
「買い取り分野では、電動アシスト自転車や、クロスバイク・ロードバイク・マウンテンバイクといったスポーツ車などが流通する。販売台数で見る流通量は、6割ほどが一般車だが、近年、スポーツ車、特にロード・クロスが増加傾向にある。スポーツ車は、3~8万円の幅が多いが、100万円以上するものも流通する」
「電動アシスト自転車についても都市部を中心に増加傾向。新車販売が年々減少しているという背景もあり、その代わりに中古車の流通量が増加している。ネット経由での購入や修理依頼も増加傾向にある」
また、自転車買い取り分野で注目されているブランドや、パーツカテゴリについてはこう話していた。
「知名度やコスパでジャイアント、おしゃれ度・知名度でルイガノやビアンキ、ロードで人気のトレック、電動自転車シェア5割以上というパナソニックなどが注目されている。パーツでは、フレームやコンポーネントが注目されている。どちらも自転車の核となる部分になるので流通量に期待ができる。金額も高め」
また、最近の高額買い取り事例として「限定モデルになるが、具体的にはスペシャライズドの McLAREN TARMAC は200万円で流通した」とも話していた。
ウリドキネットの収益モデルは買い取り業者の買取金額の10%を収受するかたち。同社は、ネット買い取り事業を行う企業の課題について「非対面でのユーザーコミュニケーションの効率化の苦労」「自社サイトへの集客の苦労」をあげていた。
「23ジャンル・約37万点の商品データや、買取価格や成約商品についてのデータを保有し、戦略的な価格政策を提案できる。家庭に眠っている携帯の市場規模は1.6兆円、ブランド品は15兆円といわれている。今後は、自転車のほか、クルマや不動産、無形資産といった領域にも取り組みたい」(同社)
