【GARMIN fenix 5 Sapphire インプレ前編】5Sより稼働時間が長く、高機能モデル | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【GARMIN fenix 5 Sapphire インプレ前編】5Sより稼働時間が長く、高機能モデル

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fenixシリーズの無骨さを踏襲した最新モデル、fenix 5。ウォッチフェイスはConnect IQでカスタマイズしたもの
fenixシリーズの無骨さを踏襲した最新モデル、fenix 5。ウォッチフェイスはConnect IQでカスタマイズしたもの 全 26 枚 拡大写真
マルチスポーツ対応プレミアムGPSウォッチのfenix(フェニックス)シリーズから、「fenix 5 Sapphire(ファイブ・サファイア)」が発売された。手首に装着するだけで計れる光学式心拍計やGPSナビゲーションなどスポーツを楽しむための多彩な機能を搭載している。

◆サイズを比較、5Sよりも少し大きい

つや消しブラックの無骨なステンレス製ベゼルと幅広のブラックシリコンベルトが質実剛健なfenixシリーズの魅力を継承。価格は7万4800円(以下すべて税別)で、交換用のダークブルーバンドが付属する。別売のベルト交換キットはレッド、イエロー、ブルーが各5800円。ブラウンレザー9400円、グレーステンレススチール1万7800円。工具がなくても、ライフスタイルやアクティビティに合わせて簡単にバンド交換ができる。

まずは同時発売されたコンパクトモデルのfenix 5S(6万4800円)とサイズや性能の比較をしてみよう。5Sの実寸法は42.0×42.0×14.5mm。ディスプレイサイズ(幅×高さ)1.1インチ(直径27.94mm)。解像度(幅×高さ)218×218ピクセル。重量67g。これに対してfenix 3Jシリーズのフォルムを継承する5は47.0×47.0×15.5mm。ディスプレイサイズ(幅×高さ)1.2インチ(直径30.5mm)。解像度(幅×高さ)240×240ピクセル。重量87g。

QuickFitバンドと呼ばれるしなやかなシリコン製ベルトは5のほうが大ぶりで幅も広い。そのため極端に手首の細い人はしっかりと締め込むことができず、ランニング時の腕振りで肌が擦れて赤くなったりしてしまうので、コンパクトなSを選択したほうがいい。

◆稼働時間だけじゃない!Wi-fi接続にも対応

小型化と軽量化を実現させた5Sは、その代償として稼働時間が短くなっている。GPS起動時12時間・ウルトラトラックモード28時間、スマートウォッチとして使用する際は9日間の連続使用が可能。これに対して5は同21時間・44時間・14日間と性能面で上回っている。それに加えて5は耐傷性サファイアレンズ仕様であり、画面の美しさとキズつきにくさが加わる。

ガーミンのホームページからダウンロードできる製品マニュアルは5と5S共通。ということは5の優位性はバッテリー寿命と耐傷性サファイアレンズだけなのかと思いながら本機を操作していくうちに、5Sになくて5にはある表示項目に気づいた。それは「Wi-Fi接続設定」である。確認のために製品マニュアルをチェックしてみると、「fenix 5/5Sの一部モデルは、Wi-Fi接続に対応しています。デバイスのWi-Fi接続設定は、Garmin Expressで行います。」とさりげなく書いてあった。

Wi-Fi接続は無線ネットワークに接続して、記録したアクティビティを自動アップロードしてGarmin Connectで共有することができる機能だ。これまではBluetoothあるいは付属のコネクトケーブルを使ってスマホやパソコンと同期していたが、その手段がもう一つ増えたということだ。

◆様々なアクティビティに使える本格的なモデル

話をfenix 5に集中させよう。fenix 5がどんなスポーツ(アクティビティ)に使えるかというと、マルチスポーツ対応とうたっているだけに一般的なものはほとんどカバーしている。光学式心拍計とGPSナビゲーションが機能のツートップとなるだけに、有酸素運動の代表であるランニングとサイクリングで搭載されている多機能を最も活用できるのは明白だ。

ガーミンにはGPSランニングウォッチのForeAthlete(フォアアスリート)シリーズがあるが、このfenix 5にもバーチャルペーサー、VO2 Max測定、リカバリーアドバイザーなどのランニング機能がフル搭載されていて、専用モデルとそん色のない仕様だ。サイクリングは別売パワーセンサーのVectorを追加投入すれば、ツール・ド・フランスを走るトップ選手でもトレーニングに有効活用できるレベルに仕上げられている。周辺機器なしでも実走コースの記録と高低差や心拍数、気温などがデータ集積できるのでさらに楽しいサイクリングライフが送れるのは間違いない。

スイムは距離・ペース・ストローク数などが記録できる。SUP(スタンドアップパドル)やボートなどのパドルスポーツ向けの特別機能ではストローク計測、ストローク率に加えストロークごとの距離も測れる。スキー/スノーボードモードでは速度・距離・標高差・自動滑走計測(リフト搭乗中の自動停止機能付き)を表示。ゴルフモードでは、Garmin Connectからダウンロードしたコースのフロント、ミドル、バックまでの距離を測定したり、ステータス追跡(フェアウェイヒットなど)、グリーンビュー、自動ショット検出、自動距離測定といった拡張機能もあるという。

◆常につけていられるライフログバンドとしても

ライフログ機能としても専用モデルのvivo(ヴィヴォ)シリーズにできることはすべてできる。先代モデルまでは本体裏側にある心拍計測センサーが突起していたが、これがフラットになったので就寝時を含めてほぼ24時間着用していても肌に跡が残りにくく、着用時の違和感もさらに感じなくなった。

以上、fenix 5を操作しながら諸機能を確認してみたが、今回はハーフマラソンに実戦投入してみることにした。6年連続出場となる気仙沼つばきマラソンに向けて、すでにインプレ紹介しているfenix 5Sを駆使してトレーニングを重ねてきた。

【GARMIN fenix 5S インプレ後編】実践!ハーフマラソンの練習に使ってみた

そして本番のレースではこのfenix 5を駆使して、これまでのハーフマラソン自己ベスト「1時間59分」の更新を目指した。果たして過去の、しかも若いころの自分を超えることができたのか? 結果は【インプレ中編】で。

《山口和幸@レスポンス》

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