2012年ロンドン五輪ミドル級の金メダリストでもある村田選手の公開練習にはジムを埋め尽くすほど大勢の報道陣が詰めかけた。これだけの注目度なら、普段ボクシングを観戦しない人でも王座決定戦をテレビなどの媒体を通して観戦するだろう。
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#村田諒太選手。公開練習に押し寄せる大勢の報道陣。村田選手、練習の合間に思わず「今日、人多いな…」 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
では、ボクシング玄人でない人は、どういった視点でボクシングを見たら楽しめるのだろうか。あえてこのタイミングで村田選手に編集部は聞いてみた。
まず村田選手は、「ボクシングは恐怖と戦うスポーツだ」という3階級王者、長谷川穂積さんの言葉を引用。この言葉を踏まえて、持論を展開した。
「殴って、殴られて。その結果勝利し続けてきた自分を失うこともある。でも、そこに立ち向かう。そして立ち向かった先に何か見えるものがある。こういった選手の姿が、ボクシングの見えやすい部分だと思う。そういう姿を見ていただければ」
周囲からの期待、相手との闘い、そして自分との闘い。物理的、精神的な恐怖に立ち向かい続けて村田選手はリングに上がる。その姿を、当日は少しでも感じてみよう。
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