主将として「いろいろ抱えていた」酒井高徳、最終節は「マジかよと思いながら」プレーしていた
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
最終節でヴォルフスブルクに勝利して昇降格プレーオフを回避し、自力での残留を決めたハンブルク。このクラブでシーズン途中から主将を務めたのが日本代表DF酒井高徳。最終節では狙いすましたロングパスで決勝点の起点にもなった。
日本に帰国した酒井が主将として過ごしたシーズンを振り返っている。
「チームからキャプテンを託された時点で断ることもできたが、自分で受け入れたので最後まで自分の仕事をやり遂げることだけを考えて、残りのシーズンを過ごしてきた」
2部降格経験がないチームで残留争い中に主将を託される。そこには当然プレッシャーもあった。
「2部に降格したことがないということで日本人としても…2部に初めて降格させたキャプテンが日本人だなんてことは絶対に俺のプライドが許さなかった。その重圧はすごくあった」
絶対に勝ち点3が必要な試合でハンブルクは前半23分に先制を許す。当時のことを思い出し酒井は、「『マジかよ』と思いながらプレーした時間帯もあった」と苦笑いする。
「試合が終わった時に一番、自分はこんなに頑張っていたんだな、こんなにいろいろ抱えてサッカーしていたんだなと感じましたね」
《岩藤健》
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