副チェアマン就任の島田氏「Bリーグはこのままではダメだ」
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経営不振だった千葉ジェッツを立て直した手腕を、今度はBリーグ全体の運営に活かしていく。
昨シーズン、千葉ジェッツのホーム試合の入場者数は平均すると1試合で約4500人だった。1試合平均集客数が約1万8000人のサッカーJ1リーグの集客と比較しても、「選手一人あたりの集客数という観点で見れば、そう大差ない」と会見では大河チェアマンによって言及された。
報道陣からも「素人目から見ればBリーグは軌道に乗っているのではないか」という声が出た。
しかし、島田氏はこの状況に満足していない。
「最初は盛り上がるが、2年、3年と経てば、上昇気流に簡単に乗るとは思えない。クラブ経営者としてもやることはまだ沢山あると思っている」
経営コンサルタントとしての経歴を持つ島田氏によると、Bリーグ内には「経営者の目線が足りていない」という。経営者の目線がないと、顧客目線が足りなくなる。「顧客目線がないものがビジネスとして成功するはずがない」という理屈だ。
Bリーグには3つの理念、指名がある。Bリーグ公式ホームページによると、「世界に通用する選手やチームの輩出」「エンターテイメント性の追求」「夢のアリーナの実現」である。
島田氏はこれらの理念を実現するためにも、まずは「お金がいる」と語る。
「私はスポーツビジネスをしているという感覚はない。ビジネスをやっている。とんなものでも稼げるようになると思い、千葉ジェッツというチームをつくっている。バスケットだから稼げないという思い込みはなくして、稼げる体制にしていく。それが私の役割」
「そもそもお金がなければ日本代表を強化できないし、海外チームの招聘もできない。選手の給料を上げて、こどもが憧れるような場所をつくり、資金を集めて再投資。お金の循環が必要だ」
「今の状況が悪いとは思わない。しかし、一過性のもので終わってもしょうがない。このままではダメだ。エンターテイメント性、ファンサービス、選手のプロフェッショナリズムなど、改善できるところは沢山ある」
Bリーグは2年目のシーズンを大河正明理事長、島田慎ニ副理事長、葦原一正常務理事の3人常勤理事体制で迎える。正式な就任は9月末の総会によって執り行われるが、実質的な就任であり、候補らはBリーグの組織運営に関わっていく。
《大日方航》
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