副チェアマン就任の島田氏「Bリーグはこのままではダメだ」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

副チェアマン就任の島田氏「Bリーグはこのままではダメだ」

スポーツ まとめ
島田慎ニ…副理事長候補
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5月31日に発表された2017年9月以降のBリーグ常勤役員体制。副理事長候補には千葉県船橋市を本拠地としてBリーグで活動するプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」を運営する千葉ジェッツふなばし代表取締役の島田慎ニ氏が就任した。

経営不振だった千葉ジェッツを立て直した手腕を、今度はBリーグ全体の運営に活かしていく。

昨シーズン、千葉ジェッツのホーム試合の入場者数は平均すると1試合で約4500人だった。1試合平均集客数が約1万8000人のサッカーJ1リーグの集客と比較しても、「選手一人あたりの集客数という観点で見れば、そう大差ない」と会見では大河チェアマンによって言及された。

報道陣からも「素人目から見ればBリーグは軌道に乗っているのではないか」という声が出た。

しかし、島田氏はこの状況に満足していない。

「最初は盛り上がるが、2年、3年と経てば、上昇気流に簡単に乗るとは思えない。クラブ経営者としてもやることはまだ沢山あると思っている」

経営コンサルタントとしての経歴を持つ島田氏によると、Bリーグ内には「経営者の目線が足りていない」という。経営者の目線がないと、顧客目線が足りなくなる。「顧客目線がないものがビジネスとして成功するはずがない」という理屈だ。

Bリーグには3つの理念、指名がある。Bリーグ公式ホームページによると、「世界に通用する選手やチームの輩出」「エンターテイメント性の追求」「夢のアリーナの実現」である。

島田氏はこれらの理念を実現するためにも、まずは「お金がいる」と語る。

「私はスポーツビジネスをしているという感覚はない。ビジネスをやっている。とんなものでも稼げるようになると思い、千葉ジェッツというチームをつくっている。バスケットだから稼げないという思い込みはなくして、稼げる体制にしていく。それが私の役割」

「そもそもお金がなければ日本代表を強化できないし、海外チームの招聘もできない。選手の給料を上げて、こどもが憧れるような場所をつくり、資金を集めて再投資。お金の循環が必要だ」

「今の状況が悪いとは思わない。しかし、一過性のもので終わってもしょうがない。このままではダメだ。エンターテイメント性、ファンサービス、選手のプロフェッショナリズムなど、改善できるところは沢山ある」

Bリーグは2年目のシーズンを大河正明理事長、島田慎ニ副理事長、葦原一正常務理事の3人常勤理事体制で迎える。正式な就任は9月末の総会によって執り行われるが、実質的な就任であり、候補らはBリーグの組織運営に関わっていく。

《大日方航》

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