【オビナタの世界放浪記】帰国後、どこの国が一番良かった?と50回位聞かれても回答に窮する話
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俗に言う「旅人」界隈では(あまり「旅人」という言葉を安易に使いたくはないのだけれども、他の言葉で表現するのも難しい)1年以上の世界放浪からが「旅」として扱われる場合があるので、僕の半年間ちょっとの放浪は一部の方からは旅として扱われないかもしれない。実際に訪れた国の数もたいして多くはない。
しかし、まぁ学生時代から付き合っている多くの友達の中ではそれなりに旅をしてきた人間だと扱われることもある。
そんな時必ずと言っていい程聞かれるのが、「どこの国が一番良かった?」という質問だ。
こんな時、僕は毎回答えに窮してしまう。
僕がいわゆる旅に疲れてしまったのは、所詮自分の旅はその国への偏見を切り取ってコレクションしているだけだな、と感じたからだ。
せいぜい一つの国には長くて1ヶ月、1週間足らずしか留まらない時もあるので、その国の印象は偏見で構成されていると言ってもいい。
日本にいて、文献やテレビで得た情報だけよりは肌感として何かが掴めるものの、国の印象自体はその国であった出来事、人々によって大きく左右される。
たまたま現地の友人ができ、色々ないい思いができれば自ずとその国の印象は良くなるが、盗難にあったり、出会った人々に酷い言葉を浴びせられればその国の印象は悪くなる。
でも、これだけ地球上には多くの人々が生活しているのだから、どこの国にも「イイヤツ」もいれば、「ワルイヤツ」もいるのだ。(そもそもこの見方も一面的なものだが)
だから、こんな曖昧なモノサシしか持たない自分が、安易に「この国は良かった」と一括にして第三者に伝えていいものか、と思ってしまうのだ。
おそらく質問者はその僕の「偏見」を承知で、むしろその「偏見」を聞きたくて訪ねてくれていると思う。
しかし、何故か釈然としない思いに駆られ、いまだにこの質問にはハッキリと答えられていない。
といっても、「なかなか答えるの難しいんだよな…」と答えて場を白けさせるのでは何もいいことがないので、程よく歯切れのいい答えを用意しておきたいと思う。
《大日方航》
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