東京都港区の国立新美術館にあるブラッスリー・ポール・ボキューズ・ミュゼで6月5日、フランスのリヨン観光会議局とオーヴェルニュ・ローヌアルプ地方観光局が同地方の食と観光をテーマにしたソワレ（ディナー）を開催した。そこにいきなり乱入したのがくまモンだ。
東京のポール・ボキューズに登場したくまモン
リヨンといえば食の都。フレンチ界の巨匠ポール・ボキューズもリヨンで生まれ育った。じつはくまモン、フランス出張の際にリヨンにあるポール・ボキューズのレストラン本店を訪れ、厨房で修業をした経験もある。
くまモンが仏蘭西を訪問したのは熊本県産ワインのPRと熊本地震の復興支援へのお礼を兼ねてのもの。震災後は多くの在仏団体や現地日本人会から支援を受けたからだという。ワインについて知るならフランスの食についても知るべしと、くまモンはリヨンを訪問してフレンチの代表的存在である同店を訪れたのだという。
フランス出張の際、ポール・ボキューズ本店を訪れた
くまモンは、国民的着せ替え人形として親しまれる「リカちゃん」（タカラトミー）とともにフランス観光親善大使に就任している。自他ともに認めるフランス通であり、食文化に関する造詣も深い。レストランでは自動演奏オルガン「リモネール」に合わせ、フランス仕込みの酒席ダンスを披露。およそ30分ほど店内を明るい雰囲気に仕立て上げ、エレベーターで帰っていった。
