GS決勝で初の黒星を喫したワウリンカ、ナダル戦を「ベストではなかった」と悔やむ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

GS決勝で初の黒星を喫したワウリンカ、ナダル戦を「ベストではなかった」と悔やむ

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GS決勝で初の黒星を喫したスタン・ワウリンカ(2017年6月11日)
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全仏オープンテニス男子シングルス決勝はスタン・ワウリンカにとって厳しいものになった。これまでグランドスラム決勝では無敗。3度の優勝を誇っていたがラファエル・ナダルに初の敗北を喫した。

序盤はナダルにも硬さが見られミスが出た。だが、そこで得たチャンスを決めきれないでいると、徐々にクレーキングが本領を発揮し始める。

「彼は自分の最高のレベルでプレーしている。ナダルと対戦する5セットマッチは本当に厳しい挑戦になる」と対戦相手を評したワウリンカ。相手の実力を認めたうえで、「試合開始から僕は自分のベストなテニスができなかったと思う」と悔やんだ。

「自分のショットの選択に少しためらいがあったと思う。いくつかの理由で常に少し躊躇していた感じだ」。ワウリンカはふたつの問題がプレーに影響を及ぼしたと考える。ひとつは「対戦相手がナダルだったということ」だ。

「ナダルは対戦相手の頭にこの疑問を浮かばせるんだ。彼はとても良いプレーをしているからね」

ふたつ目はワウリンカ自身の問題だ。今シーズンのクレーコートでは早期敗退が続き不調と言われた。そこから立て直して全仏オープンでは決勝まで進んだが、あと一歩が足りなかった。

「この数週間で再び自分の最高レベルに到達するために、あらゆる努力をしてきた。また少し自信をつけてこういう試合で勝てるようにとハードワークしてきたんだ」

うなだれるワウリンカだが最後は、「とても多くの理由が今日のスコアにつながったけれども、一番は彼が僕以上のプレーをしてたということさ」とナダルを讃えた。

《岩藤健》

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