レスポンスチーム、MX-5カップジャパンに参戦…18日に決勝開催 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

レスポンスチーム、MX-5カップジャパンに参戦…18日に決勝開催

スポーツ 短信
MX-5カップジャパン 第3戦
MX-5カップジャパン 第3戦 全 20 枚 拡大写真
レスポンスは6月18日にツインリンクもてぎで開催される『グローバルMX-5カップジャパン』第3戦に出場する。本戦を前にした17日にセッティングを兼ねたフリー走行が行われ、参加する11チームが調整を行った。

マツダがサポートして2006年に米国で始まったグローバルMX-5カップ。世界同一仕様車、世界統一ルールで行われるレースとなり、当初は先代『ロードスター』(NC型)が使用されていた。2016年から現行モデル(ND型)に切り替わり、全10戦が実施された。

米国の人気シリーズは2017年から日本での開催が決まり、全5戦が予定されている。世界同一仕様車を使うため、北米仕様で左ハンドルの『Mazda MX-5(日本名 マツダ ロードスター)』でのレースだ。

エンジンは量産車と同じだが、運転席上には専用ロールケージが設置され、足回りなどがレース専用車の“カップカー”としてカスタムされている。レースは45分間をひとりのドライバーで戦うグローバルクラスと、ドライバー交代が可能なエンブレムクラスの2クラスがある。

ロードスターアンバサダーを務めるマツダ商品本部の山本修弘氏は、「毎回違うサーキットで、同じクルマ、同じチームだけど走りが変わるアスリート型のモータースポーツです。サーキットに応じて各チームのチャレンジが続き、それを少しでもサポートして盛り上げていきたい」とMX-5カップの国内開催に喜びを見せる。

トップレーサーへの登竜門カテゴリーとしての位置付けもあり、シリーズチャンピオンには賞金に加えて10月に米国で開催される世界一決定戦への出場権が与えられることも大会の魅力だろう。

◆レスポンスチーム、フリー走行では総合8位

グローバルクラスにメディア枠でスポット参戦するレスポンスチーム。MX-5のハンドルを握るドライバーは松田秀士(No.57)だ。専有走行は1回目に5位、2回目に8位となり、総合結果は8位。松田は5月に行われたテストデーを「思ったようにクルマが走らない、自分のイメージしているものにならなかった」と振り返り、本戦に向けたセッティングについて語る。

「前回の問題点を今回のセットに役立てるようにしているけど、方向性が見えない。でもエンジニアと共同作業でイチからクルマを作っていく面白さがある。ただ、前回とクルマが違う。ハンドリングやトランスミッションの入り具合などに個体差があり、それを考えてどうやったら自分の思っている方向に行くのか試していく。リアサスのキャンバーを減らしたほうがいいのが、増やしたほうがいいのか。前回のデータから増やすことにして走ってみる。そしてタイヤの内圧がこのタイヤにとって一番いい内圧はどこなんだろう、と考える。前回もやったけどハッキリした結論が出なかった」。

2回の専有走行でセッティングを変え、1回目は2分19秒907、2回目は2分20秒346をラップ。総合トップとなったCABANA Racing(No.7、山野直也)との差は2秒411だった。

「(2回目の)午後はタイム的には出なかったけど、足のセットの方向性はある程度見えた。(専有走行は)30分ずつしか時間がないから何でもできるわけじゃない。でも2回目も19秒台は出したかった。(18日の決勝は)もし雨になれば、みんなの差がフラットになるのかな。ちょっと雨を望みます」。

レスポンスチームにとっては、オリジナル漫画『いにしゃるR』の主人公・櫻田玲紋(さくらだれもん)がリアルに応援に駆けつけるため(いにしゃるR レースクイーン・コンテストで優勝した遠藤香さんが登場)、天候が気になるところだ。

◆20歳、吉田綜一郎が優勝を狙う

2016年はN-ONEオーナーズカップのシリーズチャンピオンとなった若き実力者で、第1戦スポーツランドSUGOは4位、第2戦鈴鹿サーキットは3位となったCircuit WOLF&KOTAの吉田綜一郎(No.740)は、三度目の正直を意識する。

「ちょっとずつ順位は上がってきているので、クルマも自分も進化してきていると思う。今回こそは優勝を狙っていきたいが、専有走行の時点ではまだ不安な状況」。

ツインリンクもてぎのコースはストップアンドゴーが繰り返される。「ブレーキを踏んで、コーナーが一瞬で終わって、またすぐ加速するのが難しい」と苦手意識もあるが、シリーズチャンピオン獲得のために果敢な走りを見せてくれそうだ。

グローバルMX-5カップジャパン第3戦は18日、14時40分に決勝がスタートする。

◆グローバルMX-5カップジャパン第3戦(ツインリンクもてぎ)専有走行総合結果
1位:CABANA Racing(No.7、山野哲也)2分17秒496
2位:T-MAN BROS oil(No.5、今村大輔)2分17秒627
3位:村上モータース(No.88、村上博幸)2分18秒738
4位:BRP★NUTEC(No.19、吉本晶哉)2分18秒772
5位:ホリデーオート(No.56、加藤英昭、橋本洋平)2分19秒024
6位:Circuit WOLF&KOTA(No.740、吉田綜一郎)2分19秒107
7位:HIROSHIMA MAZDA(No.84、桧井保孝)2分19秒024
8位:レスポンス(No.57、松田秀士)2分19秒907
9位:Odula(No.21、高田匠)2分20秒675
10位:感動創造松永建設DIJON拓磨(No.8、DAISUKE)2分20秒958
11位:CZR RACING(No.33、加藤仁、藤田一夫)2分28秒364

【MX-5カップジャパン 第3戦】レスポンスチームが参戦、フリー走行は8位…18日決勝開催

《五味渕 秀行@レスポンス》

≪関連記事≫
≫貴重な水着ショットも披露!「もはや高校生には見えない」大人っぽい池江璃花子、沖縄・石垣島の海を満喫

≫ケンブリッジ飛鳥と滝沢カレンが似てる?リオ五輪時から密かに話題だった

≫レアル所属・中井卓大ってどんな選手?…「リアルキャプテン翼」と呼ばれた少年時代

関連ニュース