日本プロゴルフマッチプレー選手権、トム・ワトソンがグローバルアンバサダーに就任
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「ネスレ日本マッチプレー選手権 レクサス杯」は、ホールごとの勝ち負けで勝敗をつけるマッチプレー方式の大会だ。4年目を迎える今年は、8月17日(木)~20日(木)に開催される。グローバルアンバサダーには、世界の舞台への第一歩として意義づけていくことを目的として、海外メジャー8勝、PGAツアー通算39勝の実績を誇る米国のトム・ワトソン氏を起用した。
ワトソン氏は、「1億円という賞金額は出場選手にとっても良いモチベーションになります。私自身も10歳のころからマッチプレーをしてきましたが、当時祖父に教わったのは、『まずは自分と戦い、その次に、相手との戦い』という教えでした」とコメント。
「対戦相手のプレーはコントロールすることができない。大事なのは、プレッシャーの中で自分のプレーに集中すること。そして、常に相手のベストショットを願うことで、相手にミスが出た際にはじめて選択肢が生まれ、勝利を呼び寄せることができる」と語った。
発表会後には、トム・ワトソン氏と日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長とのスペシャルマッチプレー対決を千葉カントリー倶楽部にて実施。1982年にトム・ワトソン氏が優勝した全英オープン以来、35年ぶりの直接対決となった。
倉本会長が1番(378ヤード/パー4)でバーディを奪うと、2番(539ヤード/パー5)でワトソン氏がピンまで50ヤードのラフからの3打目、バンカー越えの難しい状況の中でふわりと高い球でピンの奥1.5メートルに乗せてバーディを奪い、オールスクエア。
4番(446ヤード/パー4)では、ワトソン氏が入れればオールスクエアという5メートルのバーディパットで、ボールがカップの縁に蹴られてこのホールは引き分けに。このパットに対し、倉本会長は「あれはマッチプレーだからこそ」とコメント。
「自分が負けている状況で、勝たないといけないと思った分、強めに打ったからカップに蹴られました。ストロークプレーだったらあんなに強く打たないですよ。戦い方を知っています」とマッチプレーならではのプレーを解説した。
最終的に、お互いに2つのバーディを奪うシーソーゲームで、5ホールのスペシャルマッチプレーは引き分けとなった。ワトソン氏は、「35年ぶりに対決したけど、とっても楽しかった。最後は負けていたところから戻して終われたのはすごく気持ちがいい。マッチプレーは相手が誰ということよりも、自分のプレーを精一杯やることが大事」とマッチプレーの戦い方を語った。
ワトソン氏と倉本昌弘会長とのスペシャルマッチプレー対決は、BS-TBSで7月30日(日)13:00~13:54に放送される予定だ。また、大会公式サイトでも公開される。
《美坂柚木》
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