ニュージーランドから唯一のコンフェデ取材記者、孤独な本音をぽつり「今回は少し異常」
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
今大会にニュージーランドから取材に訪れている記者はマイケル・バージェス氏ひとり。唯一のニュージーランド人記者としてバージェス氏が複雑な心境を語った。
「残念ながらその通りなんだ。ニュージーランド全体で私ひとりだ。今日はメキシコの記者が300人いたのを目にした。オーストラリアの記者でさえ30人はいたと思う。残念だがそういうものなんだ」
大きな大会だが様々な状況が組み合わさっていると話すバージェス氏。その最たるものがラグビーのビッグマッチが控えていることだ。世界ランク1位のラグビーニュージーランド代表(オールブラックス)と、4年に1度結成されるブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズの試合が6月24日に行われる。
ラグビーが国民的なスポーツであるニュージーランドでは、こちらのほうにメディアもスポーツファンも関心が向いてしまっているのだ。
「大きなイベントなのでほぼすべての記者がそれを取材している。アメリカズカップ(ヨットレース)も開催中で、それもやはり大きな大会だ」
ラグビーもヨットもニュージーランドが強い競技。そちらのほうにリソースが割かれるのは仕方ないと理解を示したバージェス氏だが、やはりそれでも「奇妙な気分だよ」と本音は隠せない。
「ほかのスポーツイベントでも国から来ているのがひとりだけという状況は記憶にない。豪州オープンでも五輪でもそうだ。いつもほかのニュージーランド人がいる。だから今回は少し異常なことだ」
《岩藤健》
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