2014年にはシングルスで自己最高の世界ランク10位も記録したガルビス。近年は深刻なスランプに陥りランキングを大きく下げていたが、今大会の2回戦ではリオ五輪銀メダリストのフアン・マルティン・デル・ポトロをストレートで下した。
3回戦でもサーブと強烈なフォアハンドでジョコビッチを苦しめる。先に相手のサービスゲームを破ったのはガルビスだった。だがセット途中にプレーの精度が下がりミスが増えると、その隙をジョコビッチは見逃さない。逆転で元王者が第1セットを奪う。
第2セットでは最初からジョコビッチが全開。ガルビスに復調のきっかけをつかませず押し切った。第3セットは一進一退の攻防になったが、ジョコビッチがタイブレークを制しストレートでベスト16進出を決めた。
「今日の出来には満足している」とジョコビッチ。「私はテニスのレベルを上げた。最近の何試合か数週間に比べて、今日はコート上で一番集中できていたと思う」と試合を振り返っている。
.@DjokerNole takes out Gulbis and sprints into Week 2 at @Wimbledon without losing a set. Read: https://t.co/iZQJBwRDUV pic.twitter.com/Y0ciKipTeP
— ATP World Tour (@ATPWorldTour) 2017年7月8日
最近の不調から抜け出しつつあるジョコビッチにファンは、「序盤でブレークされたときは驚いたが、慌てずに戦っていた」「本来のジョコビッチが戻って来た」「またあの圧倒的な強さを見せてほしい」「再び世界ランク1位に返り咲く姿を見たい」などの声を寄せている。