【LONDON STROLL】札束が飛び交うプレミア・リーグの2017年夏 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【LONDON STROLL】札束が飛び交うプレミア・リーグの2017年夏

オピニオン コラム
チェルシーが2季ぶりのプレミア制覇(2017年5月12日)
チェルシーが2季ぶりのプレミア制覇(2017年5月12日) 全 2 枚 拡大写真
2017年夏の移籍シーズンで、例年以上に活発な動きを見せるプレミア・リーグの各クラブ。この活発な動きは、連日多くのプレミア・リーグファンの心を躍らせている。

特に驚きなのが、ビック4やビック6と呼ばれるビッグクラブだけではなく、エバートンと言った中堅クラブの活発な動きは、近年稀に見る動き出しだろう。そして、この資金源はどこから来るのだろうか。

プレミア・リーグ2016-17シーズンの分配金は20クラブへ総額2.4ビリオン・ポンド(約3,500億円)が分配されたことが発表されている。広告収入や国外放映権料などを各クラブに均等に分配し、順位と放映試合数によって分配金が違う仕組みだ。また、年々増加するプレミア・リーグの放映権料で異例の好景気と言えるだろう。

優勝したチェルシーはなんと約150ミリオン・ポンド(約220億円)を手にし、史上最高の分配金となっている。Jリーグ優勝チームでも、最高22億円が支給されることになったが、それでもプレミア・リーグ優勝クラブの金額の約10%である。2016-17シーズン最下位に沈んだサンダーランドの分配金は約93ミリオン・ポンド(約135億円)でJリーグ優勝チームの約5倍の額が分配されている。

チェルシーはプレミア新記録の30勝到達(2017年5月21日)

異常な移籍金の金額が飛び交う移籍市場を支えるプレミア・リーグクラブの豊富な資金力は、プレミア・リーグ運営側の賜と言えよう。優勝チームと最下位チームの配当金の差が約1.6倍。ヨーロッパのトップリーグで最小格差の配当金である。

どこまで、この異常なプレミア・リーグの好景気が続くかは分からないが、この分配金システムが、20クラブの大きな戦力差をなくすことにつながり、また熾烈な試合の数々を生み出し、多くの人引きつけることで放映権高騰の好循環生み出している。

まだ7月下旬。8月末まで行われる移籍シーズンもまだ前半戦。今後もプレミア・リーグ各クラブの移籍市場の動きから目が離せない。

《Takaharu Osako》

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