ジョン・テリー、30代半ばでの新たな挑戦…アストン・ヴィラを再びプレミアの舞台に引き上げる
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近年は加齢による体力の衰えが指摘され、昨季はケガもあって出場機会を減らしたテリー。だが経験豊富でリーダーシップも備えたDFにはプレミアリーグの他クラブがオファーを出したほか、中国の天津権健からも年俸1000万ポンド(約14億6000万円)の獲得オファーが届いた。
そうした魅力的な話を断ってテリーが選んだのは、2部からプレミアリーグ復帰を目指す古豪アストン・ヴィラでの挑戦だった。
「極めて明確なことだと思う。監督もオーナーもこの夏に野心を示した。すでに良いメンバーがそろっていたところに新たな選手たちを連れてきた。クラブ内の全員に野心がある」
1884年に創設されたアストン・ヴィラは、サッカーの母国イングランドでも特に歴史と伝統のあるクラブ。1981-82シーズンにはヨーロッパ王者のタイトルを獲得したこともある。だが1992年のプレミアリーグ移行からは苦戦が続いた。2010年代に入ってからは毎年のように残留争いを繰り返し、ついに2015-16シーズンに2部降格の憂き目に遭う。
「アストン・ヴィラに来る上で僕の野心はプレミアリーグに昇格することだった。そのことには一点の疑いもない。チームには大きなプレッシャーがかかるが、それに対処しなければならない。良い時期も悪い時期もあるだろうが、年間を通してその波を乗りこなすべきだ。このチームには良いメンバーがそろっていて、クオリティも高いと思う。シーズンが始まれば自ずとその力を発揮できるはずだ。チーム内には何が起こっても大丈夫という自信がある」
《岩藤健》
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