【世界陸上2017】ボルトが会見で呆れと怒り「タイムが遅いのはドーピングできなくなったから?」「失礼だ」
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
今大会での現役引退を表明しているボルト。王座防衛を目指したが長年のライバルだったガトリン、そしてアメリカ期待の新鋭クリスチャン・コールマンに後れを取って3着。個人種目最後のメダルは銅だった。
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ボルト伝説の終焉と大きな注目を集めたレースだが、優勝タイムは9秒92という平凡なもの。この点について記者は質問した。
「今大会の優勝タイムは2003年以降最も遅い。全体の記録も前回大会に比べて大幅に遅くなっています。ドーピングテストが厳しくなったことが理由ですか?」
質問を聞いている最中から、おかしくて堪らないとばかりに天を仰ぎ、笑い出すボルト。うんざりした様子で頭を振ると、「まずはじめに。その質問はここにいる選手全員に対して失礼だ」と語り出す。
「我々は懸命に努力している。ジャスティンは何年も努力し、何度も力を証明してきた。僕だって何度も実力を見せてきた。コールマンという若者は素晴らしいアスリートになれることを世界に示した」
ライバルの健闘を称え、その実力には疑いの余地がないと話すボルト。タイムには、その時々の状況などが反映されると言う。
「負傷などの理由で思い通りに物事が進まないこともあるし、消極的な勝利などいろいろなことが起こり得る。だから君が直接、僕たち3人に向かってそのような質問をするのはとても失礼だ。みんな1年を通して偉業をたくさん成し遂げてきたんだ。タイムは遅かったかもしれないが、みんなのために素晴らしいものを見せただろう」
《岩藤健》
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