通学用自転車しか乗ったことがないという松元さんだけに、初めてのスポーツバイク乗車はクルマの往来がない広大な公園内で。まずは超軽量の最新ヘルメットのかぶり方から始まった。
ヘルメットには複数のサイズがあるので、自分の頭に合うものを購入するのがポイントだ。さらに実際に装着してから、あごひもの調節と後頭部にあるアジャスト機構を調節して動かないようにフィットさせる必要がある。初めて着用する人はどうしても額が露出してしまう傾向にあるが、額が見えないくらいまぶかにかぶったほうが、万一の落車時にヘルメットが頭部全体を守ってくれる。

ヘルメットはサイズの合ったものを選択し、あごひもとアジャスターダイヤルを調整する
実際にロードバイクに乗る前に、変速とブレーキのやり方をマスターしておくこともポイントだ。これを覚えずにいきなり一般道を走り出してしまうと、ギヤ変速に戸惑って集中力が欠如したり、安全な制動ができずに転倒するなどの可能性が高くなる。
現在のスポーツバイクはハンドルに装備されたブレーキレバーに変速レバーが組み込まれているので、どこを動かしたらギヤが変わるのか、どちらのブレーキレバーを引いたら上手に制動できるかを体得するまで、公園などで試走しておくことが肝心。

ベテランの指導者に、変速のやり方を教えてもらう
そして、走り始めと停車を覚えれば免許皆伝となる。ロードバイクに乗り出すときは、両方のブレーキレバーを握りしめた状態で、右足を右ペダルに乗せる。次に周囲の安全を確認するため、とりわけ後方を振り向いて車両が接近してこないかを確認する。こうして安全を確認できたら、しっかりと前を向き、ブレーキレバーを離しながら右ペダルに体重をかけて発進。動き出したらサドルをお尻に乗せ、左足を左ペダルに乗せる。
専門ショップの店員や自転車クラブのベテランなどに指導してもらうと安心。