構想25年。歴史小説界の巨匠・司馬遼太郎によるベストセラー小説をベースに日本映画で初めて“関ケ原の戦い”を描く。この日は、主演の岡田准一、平岳大、東出昌大、伊藤歩、音尾琢真、和田正人、中越典子、役所広司、原田眞人監督が参加した。
舞台挨拶では“誰になって関ヶ原の戦いに参加したいか”とのお題が出された。それに伊賀の忍び・初芽役の有村は「石田三成様をあそこまで支えられるのは左近様しかいない」と平が演じた島左近推し。その理由として「西軍の中でどっしりと構えてるのが好き。自分もそれくらいの気持ちで戦いに臨みたい」と男気に惚れていた。

伊藤からも「島左近様がいい。剣で戦ってあそこまで名を残すことが素晴らしい。男らしいところが素敵」と憧れられていた島左近だったが、演じた平は「僕は平和主義者なので走って逃げます。戦とか見たくないから」と役柄とは真逆の性格で周囲をずっこけさせた。
石田三成役の岡田は「東出君として参加したい。背が高いので広く周りを見渡せそう。高台に乗ってる感じですよね」と歴史上の人物ではなく、高身長の東出でエントリー。これに音尾や中越が「東出さんで戦いたい。背が高いのがいい」と追随すると、東出は「俺はキャラとして映画に出てないよ!」と高身長イジリに赤面だった。
一方、徳川家康役の役所は「体形はメタボの家康のままで、初芽になりたい。初芽になって三成公の子宝を授かりたいですね」と斜めいく発想で、岡田を「さすが…絶妙ですよね」と感心させていた。