【SUPER GT 第6戦】世界チャンピオンからレジェンドまで揃った鈴鹿1000km前夜祭
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1966年から続いている鈴鹿1000kmレース。今年もSUPER GTシリーズの1戦として開催されたが、来年からは鈴鹿10時間レースヘと移行することで、1000kmレースは今年が最後の年となる。
鈴鹿1000kmレースでは毎年、前夜祭が予選日の夜に開催されており、様々なイベントを行ってきた。今年はファイナルの年として、「驚愕のプロトタイプカー~モンスターたちのSUZUKA 1000km~」と題し、グループCカーのデモンストレーションランを皮切りにイベントはスタートした。
日産「R92CP」、トヨタ「TS010」、タイサンスターカード・ポルシェ「962」が登場。当時ドライバーとして活躍していた、星野一義監督と関谷正徳監督も登場、グループCカー時代の思い出話を披露した。星野監督は「何速のギアに入れても加速していくんだよ、それは怖かったよね」と当時暴力的までにパワーをあげたマシンの思い出を語った。また関谷監督は「良いエンジンだったな~。このマシンに積まれている『3S-G』はトヨタの名エンジンだったと思う」と様々なカテゴリーで活躍したエンジンの思い出なども語った。3周のデモランでは各車ごとに異なる特徴的なエンジン音を響かせながら、鈴鹿サーキットを快走した。
続けて行われたのは、鈴鹿1000kmレースでは通常2人のドライバーで戦う SUPER GT選手権の中でも、距離が長く第3ドライバーを起用するチームがいる。その中でも、F1で世界チャンピオンにもなったジェンソン・バトン選手とF1でも活躍した小林可夢偉選手、現在WECなどの世界で戦う中嶋一貴選手による、「世界が目指すSUPER GT」と題されたトークショーを披露。
ひさしぶりに日本のレースシーンに帰ってきたバトン選手は、「SUPER GTは去年から興味を持ち始めた。とても楽しいし、今日の予選も担当させて貰った。結果は残念だったが、とてもエキサイトしている」とSUPER GTレースの難しさと楽しさを述べた。また小林可夢偉選手は「今日は乗っていないんですけど、予選2番手になりました」と会場を和ませた。同時期に世界で戦った経験がある3人は過去のレースでの思い出話や、GTのレースの難しさなどを語った。
また、来年からは10時間レースに移行することにより、世界のFIA-GT3カテゴリーの1番を決めるレースになる予定だ。そこでGT3カテゴリーで戦う日産の千代勝正選手も登場、ブランパン耐久レースで戦う千代選手は、「GT3カテゴリーでの戦いはそれはそれで難しいし、台数がものすごく多く走るのにも苦労する」などの話しがされた。
最後は走行シーンは一般にはお披露目となる、ホンダ「NSX-GT3」にバトン選手が、日産「GT-R NISMO GT3」に千代選手が乗り込み、デモンストレーションランが行われた。
イベントの最後はピットレーンとホームストレートが解放され、ナイトストレートウォークが開催された。
《雪岡直樹@レスポンス》
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