発表会では、大会アンバサダーであり元サッカー日本代表の前園真聖さん、ゲストとして登壇した元サッカー女子日本代表の澤穂希さんが大会に寄せる思いを語った。
ダノンネーションズカップは12歳以下の世界一を決めるFIFA公認の国際サッカー大会。その日本代表チームを決めるのが、この日発表された「ダノンネーションズカップ2018 in JAPAN」だ。4年ぶりに地方大会が復活し、ダノンジャパンが工場を持つ群馬、復興支援を目指す熊本、大阪、埼玉で予選を行う。本大会は2018年4月1~2日に東京都近郊で行われる。
さらに、今大会から初めて女子大会も開催されることになった。小学生世代の女子選手にとっては、世界で戦う希少な機会を手に入れることができる唯一の国際大会となる。女子は予選がなく、本大会に16チームが出場して開催される。
15歳にして日本代表に選出された澤さんは、「国際大会で海外の強いチームや強豪選手と戦うのはこの上ない経験になります」と大会の意義を語った。
「こんな大会が私の小さいころにあったらよかったなと思います。あのころは女子大会なんてほとんどなかったですから。選手の底辺拡大と強化につながる機会だと思います。出場する選手はまず楽しんでほしい。もちろんしっかりと練習して、何度も同じプレーを反復して大会を迎えることが大事です。練習でできなかったことは試合でできないですから」
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軽快なサッカートークを繰り広げる(左)澤穂希と前園真聖
大会アンバサダーに就任し、予選大会から現地に乗り込んで応援したいという前園さんも、「子どものころは世界に行ける道がなかったから、うらやましいです。チャンスをもらったらぜひチャレンジしてほしい」と熱く語る。
「この大会は世界につながっているんです。若い選手が世界を経験できるんです。練習でやってきたこと、自分のプレーをしっかりと出して世界の強豪にチャレンジしてほしいです」とエールを送った。