野球界にIoT革命…センサー内蔵の野球ボールが発売 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

野球界にIoT革命…センサー内蔵の野球ボールが発売

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左から中村稔氏、宮本和知氏、片岡安祐美さん、稲垣一哉氏
左から中村稔氏、宮本和知氏、片岡安祐美さん、稲垣一哉氏 全 13 枚 拡大写真
プロ野球界の名将・野村克也氏は監督時代に「ID野球」を提唱し、データを重視した戦い方を浸透させて野球界を席巻した。

9月25日、そのID野球に革命を起こす製品が登場。スマートフォン向けサービスを提供する株式会社アクロディアが、野球ボールにセンサーを内蔵した『Technical Pitch』を発表した。

ボール本体を投げると、球速、回転数、回転軸、球種、変化量、腕の振りの強さを計測され、Bluetoothでスマートフォンと連動することで投球データの解析を行うことができるIoT製品だ。

ボールを1mほど上に投げることで起動する

硬式ボールは本来、コルクの芯に糸を巻きつけ製造されるが、中心部となる部分にコルクと同等の大きさ、重さのセンサーを内蔵することで、試合球と同じ感覚で投球することが可能となっている。

センサーは、アルプス電気株式会社の協力の元、世界最高峰の9軸センサー(3軸加速度センサー、3軸地磁気センサー、3軸角速度センサー)を使用。世界初の新技術であり、特許も取得済みだという。

『Technical Pitch』は、現役時代は巨人でピッチャーとして優勝に貢献し、引退後はピッチングコーチを務めた中村稔氏の指導の元、投球モーションの解析に力を入れている。構えてからリリースするまでの動き、強さを計測し、投球モーションの違いを確認することができる。この機能により、ストレートと変化球のモーションの違いの改善が期待できる。

製品発表会では、元巨人の宮本和知氏が『Technical Pitch』のデモンストレーションを行った。

宮本氏によるデモンストレーション

「重さもしっとり感もそのままです。ピッチャーとしては何も違和感がない」と絶賛した。

『Technical Pitch』の導入により、すべての投球がデータ化され、“キレのあるボール”“伸びのあるボール”が数値として算出される。成果が確認できることで、具体的な改善点を見つけ、選手のモチベーションアップにつながる。

今後、投手育成に革命を起こすボールになるのではないだろうか。


《山本有莉》

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