周辺諸国と国交断絶のカタール、2022年W杯への影響は…
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
カタールは液化天然ガスで世界最大の輸出国。日本などにも輸出しており、その利益で豊富な資金力を持つ。その資金を使ってカタールは、中東の民主化運動ではサウジアラビアなどがテロ組織に指定する団体を支援してきたほか、サウジアラビアと対立するイランとも一定の関係を保ってきた。
こうした姿勢にサウジアラビアやエジプトが強く抗議。国交を断絶した。
開催を危ぶむ声も出ていることに対し、カタールW杯事務局の局長は「報道の詳細を把握してはいないが、2022年W杯にリスクは一切ない」と力強く答えた。
この国境封鎖が2022年まで続く可能性は低いと見られるが、人や物の行き来が制限されれば、大会準備に支障をきたしかねないとの声は多い。しかし、事務局長はその点についても順調だと否定した。
「メディアが指摘や言及したというリスクについて私は関知していない。W杯のプロジェクトはスケジュール通りに進行している。プロジェクトの成果が現れているのはW杯開催前から目にすることができる。中東で初のW杯を人々を団結させる機会にするという、目標達成への姿勢を持って前進している」
《岩藤健》
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