元明大総監督・神川氏が、グルージャ盛岡を退任した理由…プロと大学サッカーの指導法の違いとは
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
長友佑都(インテル)らを輩出した明治大学サッカー部の元総監督でもある。明治大学の釜崎太准教授が開講するゼミの講義で、「グルージャ盛岡の監督を退任になってしまった理由は何ですか」という学生の率直な質問に答えた。
就任わずか1年でチームを去ることになった神川氏。「簡単に言うと選手と上手くいかなかったから。それだけです」と明かした。
「ピッチに立つと僕は選手に対して厳しい言葉かけなどをするのですが、プロの場では大学までやっていたやり方だと上手くいかなかった。プロとして、生活や人生をかけて活動している選手、大学サッカーを経験してこなかった選手は、ガツガツ指導するやり方に慣れていない」
「僕としては、結果は悪くなかったと思います。天皇杯ではJ1リーグに所属しているベガルタ仙台に5対2で勝利しましたし、僕が指揮を取った試合、全体としては6勝12分け12敗。得失点もマイナス4で、サッカーの内容もみるみる変わっていった」
実際にプロの現場を指揮してみて必要性を感じたのは「1対1で選手と話しながら指導すること」だ。
「大学の部活指導ではそうしたことをしなくていいんですよね。むしろそうした指導法を採ると他の選手から『監督はあいつとばかり喋っている』なんて思われてしまう。そこはいままでとの違いですね。この失敗から学んで変えていかなければ」
神川監督は2018年1月現在、明治大学附属明治中高サッカー部の総監督として活躍している。
《大日方航》
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