「タイムは納得していないけれど、レースではなんとか見せられた。一年一年記録を上回ってきています。まだスプリントの強化もできているが、あせらずに夏くらいまでには結果につながればいいなと思っています」とレース後に明かした長谷川。
レース前から疲労が溜まっていたという。
「(レース前に)水着を着替えながらキツイな...と。ナーバスになるまではいかないですけれど、体に結構(疲れが)キテるなと思って...。1日4本も泳げる体ではなくなってきたな、と思ってしまって。まぁそれを言ってはいけないんですけれど。一本一本集中していきたい」
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◆高校最後のレース
100mまで抑えて、その後上げていく作戦だったという長谷川。
「疲れもあり接戦で、焦ってしまった。150mで離したと思ったが、ラスト25mはキツくてほとんど進んでいない感じだった。疲れもあってしょうがないとは思いましたが、疲れていても進むような泳ぎをしていかなければ」
高校3年生の長谷川。「高校最後のレースになる可能性もありました。まぁ、最後にふさわしいレースとはいえなかったですかね(笑)」と正直な感想を笑いながら吐露。
◆「衰えを高校3年間で感じるというか...」
この高校3年間を振り返った長谷川。「バタフライで結果を出せたことはすごく嬉しかったです。ただ高校3年になってからは100mも200mもベストが出てないですし、簡単には出せない年齢、タイムになっていると感じました。衰えを高校3年間で感じるというか...(笑)」と、冗談混じりではあるが、若くから結果を出し続けてきた早熟選手ゆえの悩みもポツリ。
本人としては不満の残るレースだったようだ。それでも、4月2日より開催される日本選手権に向けて気持ちを切り替えている。
「日本選手権では100mバタフライではベストを出さなきゃいけないし、200mバタフライでは2分6秒切りたい。前半つっこんでも後半死んだら意味がない。この一ヶ月で強化できれば」