今年で3年目となる宇都宮大会。各国での予選を勝ち抜いた12チームが集結する。
それに先立ち、3月29日に都内で記者発表会が開催された。当日は、3人制バスケットボール男子日本代表にも選出されている落合知也選手らが登壇し、大会の魅力について語った。
同大会の実行委員長でもあり、宇都宮市市長でもある佐藤栄一氏は「宇都宮の魅力を世界に発信できる場所でもあるし、多くの人々、特に子どもたちに『本物の技・プレー』を見てもらいたい」と、同大会を皮切りに一層3人制バスケットボールの促進に力を入れていく構えだ。
この大会を期に市は、今年度に宇都宮市の98の小・中学校、また市内の公園に3人制バスケットボール用のゴールを設置していく予定。「街中でバスケットボールの音が響き渡るようにしたい」とも発言した。
会場裏には9mを超える宇都宮市のシンボル、二荒山(ふたあらやま)神社の大鳥居…海外でも話題に
FIBA(国際バスケットボール連盟)のロバート・リーブリンガー氏も指摘したように、何より同大会で特筆すべきは9mを超える宇都宮市のシンボル、二荒山(ふたあらやま)神社の大鳥居をバックに設置された会場で試合が行われるという点だ。
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「神社という神聖な場所で開催されることを、FIBAとしても特別視しています。この会場の写真は昨年も『こんな意外な場所で試合が行われているんだ』という驚きと共に評価を得ました」(ロバート・リーブリンガー氏)
落合選手も、「神社の前で行われる大会というのは非常にインパクトがあって、外国人選手と話していても話題になることがあります。世界に発信していける素晴らしい大会だと思っています」と同大会を評価した。
日本の他にもカナダ、チェコ、メキシコなど世界9都市で行われる世界一決定戦の一つとして開催される同大会。それぞれの都市が工夫を凝らして大会を形作っていくだろうが、日本の「神社」という舞台は、大会を彩るには十分なアクセントとなるはずだ。
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