1月24日、先日現役引退を発表した吉田沙保里さんが「ASICS REBORN WEAR PROJECT」の発表会に登壇した。
このプロジェクトは全国から思い出の詰まったスポーツウェアを回収し、東京2020オリンピック・パラリンピックの日本代表選手団公式スポーツウェアとして再生する応援プロジェクトだ。
こんな形でオリンピックに関われるのがむしろ嬉しい
オリンピックでは4大会連続で表彰台に登った吉田さん。東京オリンピックに選手として出場しないことについては、以下のようにコメントした。
「選手団として今まで現役で出ていたが、現役を引退して国民の皆さんと一緒に応援する側になった」
「でも、こんな形でまたオリンピックに関れるので全く寂しくないし、むしろ嬉しい。もし、選手が表彰台に上がったら、私は5大会連続で上がれるような気持ちになれる」と、自身のウェアが再利用され、東京オリンピックのメダリストに使ってもらうことに胸をときめかせていた様子だった。

リオ五輪の思い出が詰まったウェアを投入
今回、吉田さんはプロジェクトの参加者第1号として登場。思い出の詰まったウェアを回収箱に入れる様を公開した。

壇上で披露したスポーツウェアは、リオ五輪の練習から本番までずっと着ていたお気に入りの一枚だそう。
「何枚かあった中でも、自分が一番着ていたウェアを出そうと選んだ。それが、より日本選手団の選手に力を与え、背中を押せるかなと思った。ウェアを通して集まった思いと期待を背負って日本選手が頑張れるように、サポートしたい」

吉田さんはこのウェアに「2020に行ってこい!」と思いを託し、回収箱へ投入。


最後に、「何らかの形で東京オリンピックに携わりたいと思っていた。コーチをするのか解説なのかどう関われるかはまだ決まっていないが、日本選手団を応援して、彼らが力を発揮できたらいいなと思う気持ちは強くなってきている」と、オリンピックに向け、気持ちが高まっていることを述べた。
「ASICS REBORN WEAR PROJECT」は、2019年1月24日から5月31日まで実施される。
全国のアシックス直営店やスポーツ用品各店、スポーツイベント会場に回収ボックスが設置されるので、あなたも思い出の詰まったスポーツウェアにエールを込め、託してみてはいかがだろうか。