3月4日、元プロ野球選手の井手正太郎さんが自身のツイッターを更新した。今回の投稿では、北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎選手の怪我について、自身の経験を元にコメントしている。
この怪我はねぇ、ファールの時にしかならないんよねぇ
自分もやったからわかるけど、ファールやからもう1回ピッチャー投げてくるから打つの嫌よね笑
途中棄権するわけにもイカンから片手でセカンドゴロ打ったわ
手術してその骨とって、今でも大事に記念に持ってます
https://t.co/djokRSOTGS— 井手 正太郎 (@idesho26) 2019年3月4日
清宮選手は、3月3日に行われた横浜DeNAベイスターズとのオープン戦で違和感を訴えて途中交代。翌日の4日には検査で「右手有鈎骨の骨折」と診断された。ゲーム復帰までには約3ヶ月と発表されている。
清宮幸太郎選手が、本日右手有鈎(ゆうこう)骨骨片摘出手術を受け、無事に終了しましたのでお知らせいたします。
退院後は通院治療を経て、鎌ケ谷の球団施設でリハビリを開始する予定です。ゲーム復帰まで3ケ月の見通しです。— 北海道日本ハムファイターズ公式 (@FightersPR) 2019年3月5日
井手さんは、今回の清宮選手の怪我について「この怪我はねぇ、ファールの時にしかならないんよねぇ」とコメント。確かに、清宮選手が負傷した試合を見ると、9回の打席でファールボールを打った直後に顔をしかめて痛がる様子を見せていた。
怪我が15年間自主トレを共にするきっかけに
今回のツイートで語った自身の怪我と同じエピソードかは定かではないが、井手さんは過去に、自身が運営する会社のWEBサイトで有鈎骨の骨折に関する談話を明かしたことがある。
井手さんが語ってくれたのは、プロ1年目のエピソード。福岡ダイエーホークスのルーキーだった井手さんは、キャンプ直後の教育リーグで手を骨折してしまったという。
キャンプが終わると次は教育リーグが始まる。
そこで僕はなんといきなり掌の骨(有鈎骨)を骨折し、手術、入院を余儀なくされた。
プロに入ってしょっぱなからマイナススタート。絶望感や焦りを感じながら入院していると宗さんが友達(現ムネさんのトレーナー)とお見舞いに来てくれた。
株式会社ニーロク公式サイトより引用(2019年3月5日アクセス)
しかし、そんな井手さんのために、当時ダイエーの先輩だった川崎宗則さんがお見舞いに来てくれたとのこと。接点の少ない後輩のため、わざわざお見舞いに来てくれた川崎さんとは急激に距離が縮まり、その後15年もの間自主トレを共にする仲になったとのことだ。
川崎さんとのエピソードはまだまだ続くのだが、全文は引用元であるWEBサイトで確認されたい。
結果的に、有鈎骨骨折のエピソードを“いい話”としてまとめてくれた井手さん。当時は辛い怪我だっただろうが、その後の関係を考えると悪くない出来事だったかもしれない。
清宮選手の怪我も、長い目で見たら何かしらの良いきっかけとなってくれることを祈るばかりだ。まずは、一日も早く復帰してグラウンドで元気な姿を見せてくれることに期待したい。