元サッカー日本代表選手の川口能活さんと楢崎正剛さんが、PlayStation 4の新 CM「がんばった2人」篇に出演。
CM内では、お互いの引退を称え合った2人が、これまでの疲れを癒すようにゲームに没頭する。撮影後のインタビューでは、ゲームの魅力や初共演の感想、関係性などについて語った。
日本代表の正GKを激しく争った2人

(c)Getty Images
川口さんと楢崎さんは、高校時代から切磋琢磨し合ってきた間柄。2018年に引退するまで、常にライバルとして競ってきた。
年代とポジションは同じだが、性格やプレースタイルは真逆。日本代表の正GK(ゴールキーパー)の座を15年近く争い、日本サッカー界を一緒に盛り上げてきた。
かつての日本代表正GKの遍歴を見ると、98年フランス杯は川口さん、2000年シドニー五輪は楢崎さん、同年アジアカップは川口さん、2002年日韓ワールドカップは楢崎さん……と、2人がポジションを奪い合ってきたことが分かる。

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楢崎さん本人も、川口さんとの関係について「(代表のころは)ギスギスしてました。あんまり喋らないし、ライバル意識もあったと思いますね」と語ったことがある。
常に比較され続け、少しのミスで正GKの座を取って代わられる……。そんな緊張感の中で2人は激しく切磋琢磨し合ってきたという。


そんな関係である2人が、CM内では「引退おつかれ!」「自分もでしょ」と称え合い、笑顔を見せながら一緒にゲームをプレイしているのだから、過去を知るファンはギャップにグッとくるものがあるだろう。
共演オファーに楢崎も「そう来るだろうな」

意外にも2人はCM初共演だったそうだが、楢崎さんは「そう来るだろうな」とオファーを予想していた様子。

一方、川口さんも「(現役時代を終えて)ちょっとリラックスした中でゲームをやって2人で遊ぼうみたいな、そういうのが凄く新鮮で僕も楽しみでした」と共演が嬉しかったようだ。
続けて「2人じゃなければ、こういうものはできなかった」ともコメントしており、CMの出来栄えにも自信を見せた。
トップレベルで競い合ってきた印象が強いからだろうか。肩の力が抜けた2人が楽しそうに笑い合っている様は非常に新鮮に見える。この笑顔を撮ることができただけでも、今回のCMが持つ意義は大きいだろう。
撮影でも炸裂する川口の天然ボケ
ファンの間では「天然ボケ」っぷりが有名な川口さん。CM撮影中もこれが炸裂した。

玄関から家の中に入るシーンでは、扉を開ける前から「ただいま」と発言。このセリフは台本に用意されているものではなく、川口さんがアドリブで考えたものだという。
川口さん曰く「セリフを言おう言おうと思ったら先に言ってしまった」そうで、これには楢崎さんもすかさずツッコミを入れていた。
川口さんと楢崎さんが出演するPlayStation 4新CM「がんばった2人」篇は3月8日(金)より全国で放映開始される。このCMを見てビビっと来た方は、疎遠な友達や競い合った仲間を誘い、久々にゲームで遊んでみては。