カナダ出身のフィギュアスケーターである、ガブリエル・デールマン選手をご存知だろうか。
デールマン選手は1998年1月13日生まれの21歳。2014年・2018年と2大会連続でカナダ代表としてオリンピックにも出場している実力派選手である。
2014年のソチオリンピックにはまだ16歳で出場したというから驚きだ。
2015年にはカナダ選手権で優勝を果たし、母国のトップ選手に登り詰めた。2017年は世界選手権3位、四大陸選手権2位と、世界大会でも上位に食い込む活躍を見せている。
また、デールマン選手の所属はクリケット・クラブ。クリケット・クラブといえば、羽生結弦選手も所属する名門だ。
世界トップレベルの選手が集うこのクラブで活躍する彼女について詳しく説明しよう。
強さと美しさを兼ね備えるスケーター
デールマン選手のインスタグラムには、トレーニングの際の写真や動画、水着姿の写真もアップされている。
女子フィギュアスケーターというと、スケートに必要な筋力はしっかりと備えているものの、しなやかで細身な体つきの選手が多い印象を持つ人も多いのではないだろうか。
デールマン選手はそれと対照的で、女子から見ても男性から見てもかっこいい!と思わせる体型。強さと美しさを兼ね備えたフィギュアスケーターといえよう。
壮絶な過去と摂食障害
そんなデールマン選手であるが、苦しみと戦った経歴も持つ。
デールマン選手は、学生時代には学習障害によりいじめを受けたことが。周りの目を気にするようになり、自分の姿に満足できなくなったという。
その結果、デールマン選手が負ったのが摂食障害だ。現在も完治には至っておらず、2018-2019年シーズンもグランプリシリーズには健康上の不安という理由から出場していない。
しかし、デールマン選手はこの摂食障害について前向きだ。平昌五輪出場時は「自分の苦しみを公にすることで誰かの助けになりたい」と話す場面もあった。