4月25日、ナイキは「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」を7月に発売することを発表した。これは、マラソン界を席巻する「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」ユーザーのフィードバックを活かし、改めて刷新したもの。
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同日には、男子マラソン日本記録時保持者の大迫傑選手が「ネクスト%」を実際に着用する様子のフィルムも公開。その使用感などが本人の口から語られた。
第一印象は「ぜんぜん違う」
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大迫選手がまず注目したのは「ネクスト%」のクッション。外観からして違うと語り、その変化に反応していた。
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特に、靴に足を入れた際は「クッショニングがぜんぜん違う」と感覚の違いを強調。「刷新前のモデルである“4%”を使用した際も感覚が違った」と比較対象においた上で、そのときよりもさらに進歩していることを語っている。
大迫選手が驚くのには理由がある。そもそも、「ネクスト%」という名前には極めて進歩的な意味が込められているからだ。
最速の歴史を上回っていけ
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「ネクスト%」の刷新前モデルである「4%」は、当時ナイキ最速モデルとされていた「ナイキズーム ストリーク 6」よりもランニング効率が平均4%高くなることが由来だ。
「ネクスト%」という名前には、「新たなレースを走るたびにフィニッシュラインまでより速く走れることへの期待」が込められているという。
これは、ロンドン五輪男子10000メートル走金メダリストのモー・ファラー選手が「アスリートとして、常にネクスト%先を望んでいます」と語ったことにもちなんでいるようだ。
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当然、「ネクスト%」内にはその名に恥じない様々な改良点が仕込まれている。前述のフィルムにも大迫選手がその改良点についての説明を受けている部分が。
大迫選手も「効率よく走ることや、衝撃が少なくなる(機能がある)ことを感じた」と語っていた。