5月11日、12日の2日間、世界リレーが横浜国際総合競技場にて開催された。
リレーといえば4×100メートルの4継や、4×200メートルの8継、4×400メートルのマイルリレーが有名である。
第4回となる今大会からは、新種目として男女混合で実施する2×2×400mリレーとシャトルハードルリレーを導入。これが話題を呼んでいる。
新しい陸上のリレーの形
「面白い!斬新!」と話題を呼んだのが男女混合シャトルハードルリレーだ。
11日に行われた決勝ではジャマイカが棄権、オーストラリアがフライングによる失格となり、アメリカと日本の一騎打ちとなった。
この競技はハードルが並べられた2レーンを1チームで走り、バトンパスがない。男女2名ずつの4選手が110メートルをハードルを跳びながら走り、前走者のフィニッシュを目視しタイミングでスタートするという新しいリレーの形で行われる。
「こんなリレー初めて観た!!」
この種目にSNS上では多くの関心が向けられている。
俳優の和田正人さんも、自身が出演する「やじ×きた」のドラマ放送の裏で開催された世界リレーについてツイートしていたようだ。
「競技の知名度ももちろん大事だけど、初めて観たけどワクワクするっていう、競技自体の面白さも大事だね」と自身の発見についてコメントしている。
また、中には「役員が大変そう」と心配する声もあがっていた。
この種目の特性上、ハードルが倒れてしまった場合は次の走者へ影響しないようにすぐさま直さなくてはならない。そのため、ハードルのある地点には役員が必ず待機しなくてはいなくてはいけないようだ。
SNS上には初めて観た観客による「斬新!」といった声が多く、新しいリレーの形であることに注目されている。
日本の4走を務めた金井大旺選手も競技の翌日に自身のツイッターを更新し、「日本ではなかなかない種目なのでとても貴重なレースでした」とその珍しさに触れた。
9月27日より開幕する「世界陸上2019ドーハ」や東京五輪に向け、陸上界も盛り上がりを見せる。
新しい競技の魅力に気付かされた2日間となったことは間違いないだろう。