欧州市場で高い評価を得ている次世代プレミアムe-Bike(eバイク)を販売するBESV JAPAN(ベスビージャパン)が、最新モデルの発売記念イベントを代官山で開催。
自転車ロードレース解説者である栗村修さんと、ロードバイク好きとしても知られているモデルの福田萌子さんによる「eマウンテンバイク」をテーマにしたトークセッションが行われた。
eバイクによりもたらされるメリット
「eバイクの存在を知ったときは、完全に邪道だと思っていました」と、正直にその第一印象を語り始めた栗村さん。ツール・ド・フランスを目指すプロ選手だった経歴を持つだけに、それは当然のことだったのかもしれない。
「電動で走るなんて意味が分からなかった。当時は完全否定でした」
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栗村修さん (撮影=山口和幸)
しかし時代の変化と、そして一般のニーズが後押ししたことで、それを取り巻く環境や存在意義が変貌していく。
例えばカップルや夫婦でサイクリングをする場合、同じペースで走れないケースがなかなか多い。それを補うために遅いペースの人がeバイクに乗車すると、両者が同じスピードで目的地を目指せるという解決策になるのである。
「仲間の汎用性を広められるのがeバイクの良さなんです。体力のない人でもハイスピード走行や長距離ライドを経験することができます。僕も今ではeバイクの価値観を再認識しています。eバイクというものがこれからどれだけ普及していくのかを長期的に研究していきたいと思っています」と栗村さん。
対して福田さんは、「私はロードバイクで峠を登るなど、苦しいのは大好きです。eバイクは使いようかなと」とコメントした。
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福田萌子さん (撮影=山口和幸)
これまでになかった機能が登場する時代になる
栗村さんいわく、「そんなに遠くない未来に電動ユニットを搭載していない自転車は少数派になるだろう」とのこと。
続けて、「もちろんレースでは使えないんですが。電源を搭載することで、これまでの自転車ではできなかったような機能が登場する時代になる。その将来性は注目です」と語った。
福田さんは「eバイクカテゴリーというレースも誕生してきていますよね」とコメントをしつつ、「eバイク」について次のように語った。
「私はトライアスロンの練習で激しい運動をして筋肉痛になったときは、eバイクでリラックスライドをしたりしたいです。仲間とおしゃべりをしながら、同じ景色を共有しながら一緒にサイクリングできる」
「ベスビーはカラーリングも素敵で、街中で自慢したくなる。スタイリッシュなeバイクを見つけて、自分の目的に合ったサイクルスポーツを見つけて、楽しんでもらいたいと思います」
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栗村修さん (撮影=山口和幸)
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福田萌子さん (撮影=山口和幸)
≪山口和幸≫