2019年6月10日、都内の会場で女子バレーボール元日本代表の栗原恵さんが引退記者会見を行った。
華やかなプレーと容姿からプリンセス・メグの相性で親しまれ、同世代の大山加奈さんとの「メグカナ」コンビで活躍。2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪で2大会連続の5位入賞に導くなど、長きに渡り日本代表のエースとしてチームをけん引してきた。
そんな彼女が、2019年6月4日に現役の引退を発表。
今回の記者会見では終始爽やかな表情で、支えてくれた方への感謝の気持ちを表していた。
「やりきった」と晴れやかな表情を見せる
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引退自体は今から一年前に決めた。昨年のJTマーヴェラスへの移籍も引退を覚悟してのワンシーズンのチャレンジだったそうで、その際も意思は固まっていたと言う。
引退を迎えての心境を聞かれた際は、「やりきった気持ちが強く、爽やかな気持ちで今朝も迎えました」と胸中を明かした。
引退報告時には多くの方から現役続行を願う声も
引退をチームメイトや友人に報告した際は、「まだ続けてほしい」「まだ一緒にやりたい」と言う声を多くもらったそうで、「ベテランになってもまだ一緒にやりたい、やってほしいと言ってもらえるご縁に感謝したいです」と支えてくれた方々への感謝の気持ちを表した。
「メグカナ」コンビとして共に活躍した大山加奈さんからもSNSを通じてメッセージをいただいたそうで、バレーボールの普及活動を続けている彼女とはお互いに現役を離れても未だに刺激をもらえる関係だと述べていた。
また、両親にはメールなどを通じて報告を行ったそうで、会見で両親への感謝の気持ちを述べた際は涙も浮かべていた。
バレーボールは「難しくて、奥が深いスポーツ」
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記者からバレーボールの魅力について問われた際は、「側から見たらボールを打ってコートに入れる簡単なスポーツに見えますが、とても難しくて奥が深いスポーツ。今もなお上手くなりたいと、向上心を持ち続けることができるのが魅力です」とバレーボールへの強い想いを明かした。
後輩には「頑張って欲しい、応援している」
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また、現在の日本代表に対してメッセージを要求された際は、「日の丸を背負うだけでかなりのプレッシャーがかかります。あまりプレッシャーはかけたくないですが、頑張ってほしいです」と、度重なる怪我や、日の丸を背負う重圧といった様々な経験を経てきた栗原さんらしい優しいメッセージを残した。
自身の今後について
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今後の活動については、「まだ正直イメージができていない」と述べていたものの、「これから皆さんから勉強をさせてもらいながら、様々な経験を通して、今後もバレーボールやスポーツに携わっていく活動をしていきたいです」と想いを述べた。
数多くの功績を残し、記録にも記憶にも残る活躍を続けられた栗原さん。これからも、バレーボールに限らず様々な分野で活躍する彼女の姿を応援していきたい。