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【インタビュー】長友佑都が夢を語る理由「僕は僕自身を弱いと思う」

スポーツ 選手
【インタビュー】長友佑都が夢を語る理由「僕は僕自身を弱いと思う」
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6月12日、サッカー日本代表の長友佑都選手が都内で行われた株式会社LIFULLの新規事業のイベントに登壇。


LIFULLの代表取締役社長の井上高志さんとともに、子どもたちの描いたアイディアスケッチについて感想を述べるなどしてイベントは大いに盛り上がりを見せた。


≪イベントレポートはこちら≫
長友佑都、子どもたちの期待に笑顔で応え続ける 「若い選手のアイディアに経験をプラスしたら、もっと」



編集部はイベント終了後、長友選手にインタビューを行った。


チャレンジする人が生き残る世界になる


長友選手はスポーツ以外にも、世界では色々な場面で感じる“人と人との差”があるという。今回のLIFULLの取り組みについても話をうかがった。


―:LIFULLが取り組んでいる事業のテーマにもなっていた、『Diversityの重要性』や『未来への可能性』についてどんな考えをお持ちですか?


長友佑都選手(以下、敬称略):例えば「大学生が」とか、年齢や人種、障がいの有無に関わらず、色々なことにチャレンジする人がこれからは生き残っていく世界になる、と僕は思ってます。


一つのことを極めていくのは素晴らしいことなんだけど、それを成長させるためにも、色んなことにチャレンジした経験をそこに活かすっていうことができれば、もっと色んなアイディアや色んな人が集まったコミュニティができると思いますね。


―:長友選手は学生時代にサッカー以外に取り組んだことはありますか?


長友:ないんですよ。やっとけば良かったなって今すごく思います。だからこそ学生に言いたいです。失敗してもいいから、興味を持ったことにどんどんチャレンジしてほしいって。それが今後に間違いなく生きるから。


【2008年11月13日 キリンチャレンジカップ2008】
大学に在籍しながらプロのキャリアをスタートさせた
(c)Getty Images

とにかく「自分はできる、才能はつくる」


先日、長友選手のマネージャーがTwitterに投稿した「トルコ日本人会」の動画には大きな反響があった。


その動画で長友選手が伝えたかった本質とも言える才能は努力で作るものという言葉についても話してくれた。



―:チャレンジしたくても迷いがあったり、一歩踏み出せないという方は多いと思います。長友選手がそんな人の背中を押すとしたら、どんなアドバイスを送りますか?


長友:挑戦することができないっていうのは、自分自身で限界を決めているからそこに飛び込めないと思うんです。とにかく自分はできる、才能はつくる」という気持ちでチャレンジをしていってほしいですね。


―:長友選手は何を基準にチャレンジするかしないかを決めますか?


長友:心の底から出てくる情熱です。それだけです。やりたいことはやります。「できる、できない」じゃなく「やりたい、やりたくない」を基準にすると、勇気もすごく出てくる。失敗しても自分自身の成長につながるはずなんです。


―:チャレンジをし続けていると、周りの人を説得しなくてはならない場面もあると思います。他人を変えるためには何が必要だと思いますか?


長友:人によって受け入れ方も捉え方も変わってくると思うので、一概には言えないですけど、やっぱり愛情と情熱をしっかりと心に響くように伝えることが大事だと僕は思っています。



自分を戒めるために自分の夢を語る


―:長友選手には『情熱的』というイメージがありますが、実際はどんな性格なのでしょうか?


長友:僕自身を「ポジティブで強い人間だ」と思っている人も多いと思うけど、僕は僕を弱い人間だと思っています


だからこそ、自分を戒めるために自分の夢を語るし、他人に言葉として発することによって自分にプレッシャーをかけるということをやっています。



―:世界一になるために必要なものはなんだと思いますか?


長友:ありすぎて1つに絞れないけど、思い浮かんだのは総力かな。


色々な危機感を僕は持っていて、今は日本代表の試合をゴールデンタイムで放送してくれているけど、これも当たり前じゃないなと思ってるんです。これって普通に視聴率が取れなかったら、他の競技や番組に変わる。


ここにはすごく危機感を持っていて、試合前にもTwitterを使って「今日代表戦あるよ」って拡散してます。多くの人に観てもらえるように発信して、今はSNSの力がすごいからやっぱりその力を借りることが一番かなと思っています。



日本が世界に勝つために、長友選手は「夢」を声に出す。


努力で才能を作ってきた彼はこれからも新たなチャレンジを考えているようで、今後に関しても「今日のイベントでもあったように子ども達からアイディアをもらって実現したい」と話す。


あらゆるピッチでの今後の活躍にも注目していきたい。


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