セイコー、世界陸上2019にアスリートの表情をより近く感じられる新カメラシステム導入
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同社がIAAF世界陸上でオフィシャルタイマーを担当するのは、16大会連続となる。今回のドーハ大会では、アスリートの表情をより近く感じることができるようになったり、リザルトをビジュアル化して表示することで瞬時に見て取れるようになったり、判定の迅速性と透明性が向上する新機材、新サービスを投入する。
100m、100/110mハードルには、「セイコーブロックカム」を導入。スターディングブロックのヘッド部に、超小型のカメラを上部カメラと下部カメラとして2台設置し、ブロックに足を置きスタートの合図を待つアスリートの表情やゴールに向かっていく様子を今までにない視点から捉え、観客に伝える。セイコーブロックカムは、IAAFとセイコーが共同で開発・製作した。
セイコー新スタートインフォメーションシステムも100m、100/110mハードルに導入。これまでスタートインフォメーションシステムのフライング判定の材料は、スターティングブロックにかかる圧力変化波形のみだったが、真後ろと斜め前から横一列に並んだ選手のスタートをカメラ撮影し、圧力変化の波形データと映像を連動して表示する。この映像により、スタート時の選手の微妙な体の動きも確認できる。
砲丸投には、セイコーですでに導入している走幅跳・三段跳用VDM(Video Distance Measurement)の技術を応用したセイコーVDM(ビデオ距離計測システム)を導入。投てきエリアの周囲にマーカーを置き、砲丸の落下の様子を2台のビデオカメラで撮影する。特別仕様のソフトウェアにより、モニター上で2つの画像それぞれの落下点を操作員がクリックすると三次元上の座標を求めることができ、正確に飛距離を計測できる。
走幅跳、三段跳走幅跳、三段跳では、様々な情報を表示するフルカラー高密度LEDを採用した表示盤「セイコーサンドピットイベントボード」を砂場の横に設置。種目ピクトグラムや競技名、開始時間、試合中は国旗や写真を含む選手紹介、20cmごとの目盛を表示する。
《美坂柚木》
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