9月26日、ラグビーワールドカップ(W杯)ではイングランド対アメリカの試合が行われた。
試合は世界ランク3位のイングランドが13位のアメリカに45-7で大勝。結果としては力の差が現れたワンサイドゲームだったが、双方の敢闘精神が生み出した後半40分以降の攻防には称賛の声が集まっている。
イングランドの男気に応えたアメリカが意地のトライ
地力で勝るイングランドが序盤から圧倒した。着実に点差を広げていき19-0で前半が終了。
苦しい展開が続くアメリカは後半29分、ジョン・クイル選手が危険なタックルをしたとして今大会初のレッドカードを出され退場処分に。格上相手に数的な不利も負うことになった。
それでも諦めないアメリカはトライを狙って攻めるが、イングランドの堅い守備を崩すことができない。試合終了間際の後半39分からは、両チームがボールを奪い合うターンオーバー合戦に。
そんな中で後半40分、イングランドがボールの奪取に成功。そのままタッチラインの外にボールを蹴り出せば試合終了で完封勝利だったが、イングランドの選手たちはプレー続行を選択。ラグビー強豪国として最後まで受けて立つ姿勢に会場のボルテージも上がった。
大声援に背中を押されたアメリカはルーベン・デ・ハイス選手が大きくゲイン。ゴール寸前でボールをイングランドに奪われるもすぐに奪い返し、最後はブライス・キャンベル選手がトライを決めた。
【ショートハイライト】
イングランド代表 v アメリカ代表
神戸でのファーストマッチとなったこの試合。最後の最後に熱い展開が待っていました#RWC2019 #ENGvUSA #RWC神戸 pic.twitter.com/G18NSUv6ny
— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) September 26, 2019
この熱い攻防にラグビーファンからも絶賛の声が寄せられる。
- 最後まで諦めずに奪った意地のワントライは、勇気と自信となって次戦に繋がる素晴らしいプレイだった
- イングランドが最後までプレーを切らなかったのにはしびれた
- ホーンが鳴った時、蹴り出さなかったイングランドにも鳥肌が立ったし諦めずに突破しようとするアメリカを気がつけば応援してたし、トライした時にグッときた
- イングランドの男気に応えたUSAの根性よ
アメリカ代表が最後に上げたトライには、両チームのファンが拍手喝采
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