ラグビーアイルランド代表のキアン・ヒーリー選手が、兵庫県三木市で日本伝統の鍛冶仕事を体験した。
ヒーリー選手はナイフ作りに挑戦する動画と「今日は、日本の三木市にある熟練の刃物職人・田中誠貴さんの鍛冶場で、素晴らしい体験をしました」というコメントをアップしている。
初挑戦でも出来栄えには満足
ヒーリー選手は熱く焼けた鉄をハンマーで叩きながら整形し、少しずつ理想とする形に近づけていく。横で見守りながら手助けする田中さんのアドバイスに従い、ヒーリー選手は真剣な表情で刃物と向き合った。
「パワーハンマーを使うのは初めてだったけど、とても素晴らしい体験になりました。結果も悪くない!」
ヒーリー選手はお世話になった『田中一之刃物製作所』の来歴も紹介している。
「田中さんは4代目の職人です。以前は鎌を作っていましたが、現在はナイフを作るようになり、その作品は世界中で販売されています」
過去には「ロリータ包丁」を制作した工房
田中一之刃物製作所は明治末期に鎌の製造からスタート。包丁の製造は平成6年に開始した。
伝統工芸を広く周知する活動にも積極的な田中さんは、2016年にコスプレ用の武器を製造している『匠工芸』と協力し、ゴスロリの世界観を取り入れた『ロリータ包丁』を制作。
その挑戦的な作風がインターネットを中心に話題となった。