ラグビーワールドカップ(W杯)でまたひとつ印象的なシーンが生まれた。10月8日に行われた南アフリカ対カナダ戦後、カナダのジョシュ・ラーセン選手が南アフリカのロッカールームを訪れ、レッドカードになった危険なタックルを謝罪した。
大会公式ツイッターがその様子を動画で紹介すると、ファンからも「こういうスピリッツがあるのでラグビーは大好きだ」「真のスポーツマンシップ」「試合が終われば敵味方なく、まさにスポーツマンのあるべき姿」と称賛が寄せられた。
危険なショルダーチャージでレッドカードとなったカナダ代表のジョシュア・シャーウッドラーセン。試合後、相手チーム南アフリカ代表のロッカールームを訪れ、皆の前で謝罪しました。チャージを受けたトーマス・デュトイも笑顔で握手です
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— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) October 9, 2019
南アフリカのリアクションにも注目
南アフリカのロッカールームを訪れたラーセン選手は「謝罪するためにここに来ました」と話し始める。
「レッドカードを出した自分にとてもがっかりしています。ここに来て皆さんに直接謝りたかったんです。残りの試合、皆さんの健闘を祈っています」
この真摯な謝罪に、チャージを受けたトーマス・デュ・トイ選手は笑顔で握手。南アフリカ代表の選手たちからは「ビール! ビール!」のコールが拍手と共に起こり、ラーセン選手に飲み物が手渡された。
この南アフリカ側の対応にも「(まぁ、飲めよ) 的な歓迎の仕方もカッコいい」「直接謝罪に来たお礼に飲み物を渡す優しさ」と注目が集まった。