デサント、日本製のフェンシング競技ウエアを開発
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フェンシング競技ウエアは、国際フェンシング連盟からの承認を受けた初めての日本製のウエアとなる。これまで海外製が主流だったフェンシング競技ウエアは、日本人の体型にあったウエアがなく、また洗濯すると縮みやすいなど品質面での課題があったため、課題を解決するために開発した。
日本人選手の体型に合い、より動きやすいものになるようにオリジナル生地を開発し、同社が得意とするパターン設計のノウハウを駆使。新たなフェンシング競技ウエアを開発した。競技で着用するジャケットとパンツ用の国産オリジナル生地は、東洋紡 STCと共同で開発。強度を保ちつつ、縮みにくくなっている。
パターンは、研究開発拠点「DISC(DESCENTE INNOVATION STUDIO COMPLEX)OSAKA(ディスクオオサカ)」にてフェンシング競技ウエア用に作製。肩が上がった状態やひざが曲がった状態の立体的なパターンにより、上下ともにフェンシングの動きに追随しやすい形状になっている。ジャケットは脇の切り替えがなく、生地を1枚使いにしているため腕を上げやすい。縫製は、国内の自社工場で一着ずつ行っている。
また、フェンシング専用のソックスも開発。足裏のグリップ材を様々な形状・面積・位置で検証し、靴の中での足の滑りを抑制して0.01秒でも速く動けるようフェンシングの動作に最適な組み合わせを採用している。
《美坂柚木》
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