『ラグビーワールドカップ2019日本大会(W杯)』で史上初のベスト8進出を果たした日本代表。激闘を終えた選手たちはそれぞれに大会を振り返っている。
堀江翔太選手は10月21日にインスタグラムを更新。「終わりました」の題で関係者や母・則子さん、ファンへの感謝を綴った。
強い身体のベースは母・則子さんに感謝
堀江選手はスクラムの中心選手として全試合に出場。海外選手たちと真っ向からぶつかり合った。そのダメージか投稿では「身体中が痛い。笑」と訴える。
「佐藤さんが四年間、作り上げたこの身体のおかげでなんとか大きな怪我なく、終えることができました!」とトレーナーの佐藤義人さんに感謝。
さらに堀江選手は「まーベースの身体の強さはオカンに感謝やわ。笑」と頑健な肉体を与えてくれた母・則子さんにもお礼を言う。
ラグビー選手・堀江翔太の背中を押した父の存在
堀江選手が父・慎一さんをガンで失ったのは今年3月。心待ちにしていた自国開催のW杯で活躍する堀江選手の勇姿を見ることは叶わなかった。
もともとサッカー少年だった堀江選手にラグビーを勧めたのは、ラグビー観戦が趣味の慎一さんだった。帝京大学卒業後すぐに日本のトップリーグでプレーするか、ニュージーランドに1年間のラグビー留学をするか迷っていたときも、堀江選手の背中を「行ってこい」と押したのは慎一さん。若いうちに本場のラグビーを体験できたことが飛躍に繋がった。
これまで活躍した試合のジャージは慎一さんにプレゼントしてきた。2015年のW杯で南アフリカを破ったときのジャージは、仏壇に飾られているという。史上初のW杯ベスト8入りを果たした今回のジャージも慎一さんに捧げられることだろう。